暗渠の小川跡を「渓流の庭」に再現した雑木の庭実例。果樹、野菜の収穫もできる!
温暖化で住環境に変化が起きているなか、「夏は木陰が涼しく、冬は日差しが暖かい」雑木の庭の人気が高まっています。秋の紅葉や、春から初夏の花も楽しめる、「雑木の庭がある暮らし」をご紹介します。
平井孝幸さん
ひらい・たかゆき●作庭家。石正園代表で、日本庭園協会理事。東京農業大学造園科卒業後、「雑木の庭」の祖、飯田十基氏に師事。徹底した自然観察に由来する雑木の利用法と知識に定評がある。豊富な実例を収録した『はじめてでもできる 雑木の庭づくり』(主婦の友社)が好評発売中。
雑木の庭実例③ 雑木の庭で野山の地形や季節の恵みを体験
建築家が子どもと育てるキッチンガーデン[東京都三鷹市 藤井邸]
都心からのアクセスがよい、閑静な住宅地にある、シックでおしゃれな外観の建物。
ご主人が建築家である藤井邸は、建物がご自身による設計。仕事で交流がある平井さんに、作庭を依頼しました。
主庭部は、南西に暗渠の小川があったため、元の河原状の地形を模したように整えて、渓流を思わせる、野趣のある雑木の庭に。フェンスにはブドウを絡ませ、斜面にブルーベリーなどを植えて、果樹を収穫できるのも魅力です。
子どもの教育や成長のために、雑木の庭で四季を感じてほしいと考えていたため、登りやすい形の木を植えたら、お子さんがときどき木登りをするほど庭を楽しんでいるそうです。
奥のフェンスで囲まれたスペースは、ハーブなどが植えられたキッチンガーデン。家族で野菜やハーブを育てています。
建築家の家らしく、すっきりと明るくて機能美がある室内。2つの部屋から庭に出られる。子ども用のブランコで雨の日でも楽しく過ごせる。
(株)Fit建築設計事務所
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