梅雨時期のカーテンのカビ予防。雑菌・においを撃退するナチュラル掃除とは?
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池内かずこ
においの種類によっては、重曹水やクエン酸水を
においの種類によっては、アルコール水以外の方法が向くこともあります。
「焼肉のにおいなど油のにおいが強い場合には、重曹を水で溶かした重曹水(作り方は下記)を使います。また、タバコやペットのトイレのにおいならクエン酸水(作り方下記)をスプレーしてみてください」
何のにおいか判別が難しく、アルコール水と重曹水をダブル使いしたいとき、同時にスプレーするのはNGだそう。
「アルコール水はすぐに揮発しますから、まずアルコール水。それでにおいがとれなかったら、アルコールが乾いてから重曹水の順番でスプレーしましょう。重曹水は乾きにくいので後にします」
【重曹水とは?】
重曹は、水に溶けてはじめてアルカリ性の洗剤として効果を発揮。油のにおいなどの消臭効果も。粉のままでは消臭効果はない。
【重曹水の作り方】
① 40℃の湯200ccに、小さじ1/2の重曹をよく溶かす。
② スプレーボトルに入れて使う。消臭なら直接スプレーする。掃除なら、クロスにスプレーして拭く。
【クエン酸水とは?】
アンモニア臭や焼き魚、タバコのにおいなど、アルカリ性の強いにおいの消臭に効果的。浴室やキッチン、トイレの水あか、石けんカスを落とす作用も。
【クエン酸水の作り方】
① 水1カップに、クエン酸小さじ1/2を入れてよく混ぜる。
② スプレーボトルに入れて使う。消臭ならそのままスプレー。クロスにスプレーして掃除にも。
アルコール水、重曹水、クエン酸水をスプレーしても、カーテンにシミが残ることはありません。
カーテンだけでなく、ソファや椅子、ラグなど、洗えない布製品の気になるにおいにも、アルコール水や重曹水、クエン酸水のスプレーが役立ちます。
「洗えるレースや化繊のカーテンなら、はずしてザブザブ洗濯するのがいちばんです。酸素系の漂白剤(粉末タイプ)を洗剤と一緒に入れて洗うと、より効果的です。洗ったカーテンは、カーテンレールにかけて干してもよいでしょう」
酸素系漂白剤
色物の洗濯にも使える漂白剤として市販されている。過炭酸ナトリウムともいう。衣類や食器、ふきんの漂白はもちろん、アルカリが強く洗浄力も高いので油汚れやカビ、雑菌にも効果大。