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90代・団地でひとり暮らしの多良美智子さんの現在の習慣。「体力が落ちてもこれだけは続けられる!」

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2020年にお孫さんと始めたYouTube「Earthおばあちゃんねる」は登録者数17万人超。お元気シニアの代表として多くのシニア世代に支持される多良美智子さんの現在は。著書『90年、無理をしない生き方』(すばる舎刊)から一部抜粋して、できないことが増えても、毎日を楽しむ工夫をお届けします。

めっきり体が衰えた90歳、でも毎日を楽しむことはあきらめず

以前なら当たり前にできたことが、できなくなりました。でも、年なのだから仕方ありません。受け入れるだけです。

もう新しいことはできないけれど、がっかりはしません。今できることを続けられたらと思います。


近頃は頭の衰えを感じます。まだぼけてはいないと思うけれど、花の名前が出てきません。以前は、外で花を見かけたら、すぐに名前が思い浮かんだのに……。

麻雀が強くなってきて楽しいので、多いときは週2回、麻雀の会に参加するのですが、困ったことに対戦相手の名前が覚えられません。麻雀は4人で卓を囲みますが、毎回対戦相手が変わります。次に会ったとき、「この間一緒にやった人だ」と思って声をかけたくても、名前が出てこないのです。

そこで、名前をメモするようになりました。そうすると覚えられるのです。この間は、ちゃんと「◯◯さん、こんにちは」と声をかけられました。覚えられたことが自分でもうれしいし、相手に対しても親しみがわきました。名前を呼べたことで、相手も喜んでくれていたように思います。

でも、たまには書いていても忘れることも。そんなときは、「あの人、なんてお名前だっけ?」なんて、こっそり親しい人に聞いて教えてもらいます。

階段はつらいけれど、リハビリのつもりで

89歳の春、体調を崩して2週間ほど自宅療養していました。

病院に付き添ってくれた長男に先生が、「お母さんは、頭はしっかりしているけれど心臓と肝臓が弱っているね」と言われました。大きな体調の変化はなくても、体はやっぱり弱っていますね。

長男が、「テレワークができるから」と1週間ほど団地に滞在し、「ゆっくりしたらいいよ」とごはんを作ったりしてくれたので、のんびり過ごしました。とてもありがたかったのですが、それがよくなかったのです。すっかり太ももの筋肉が落ちてしまい、4階の部屋までの階段の上り下りがつらくなりました。

数年前に急性気管支炎で入院したときも、最初はトイレにも行けなかったけれど、家に戻ってきたら、すぐに回復しました。そのときに比べて、回復するスピードが格段に遅くなったのです。

筋肉は元には戻らないかな……と思います。でも、せめてこれ以上衰えないようにしたい。階段はつらいけれど、リハビリのつもりで、用事を作っては1日最低でも2回は上り下りをするようにしています。片手で手すり、片手で壁をさわりながらだと、安定感があるとわかりました。

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