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「美男(イケメン)ですね」を久しぶりに一気見!テギョンの「オットカジョ」が頭の中でリフレインする【韓国ドラマ】

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marumi

「美男(イケメン)ですね」は、2009年に韓国SBSで放送されアジアで大ブームを巻き起こしました。当時、沼にはまり、胸キュンがとまらなかったマチュア世代の方も多いことでしょう。全16話。レジェンドのこのラブコメドラマを久しぶりに一気見した感動をお届けします。
※ネタバレにご注意ください。

チャン・グンソクが日本でドーンと爆発的にブレイクし、“グンちゃん旋風”とも言うべき社会現象を巻き起こすきっかけになった韓国ドラマ『美男ですね』。09年の製作当時、主演のチャン・グンソクは若干22歳。メインキャストを20歳前後の若手俳優や新進K-POPアイドルで固めたことも、新鮮だった。

ストーリーは王道ラブコメ全開! 複雑な伏線やどんでん返しはないので、予習復習必要なし。肩の力を抜いて一気見できる。

ヒロインは修道院でシスター修行中のコ・ミニョ(パク・シネ)。うぶでドジ。表情、言動のすべてが裏表なしの素直さで、愛すべき女の子だ。ブタ鼻の変顔をしている姿さえ愛らしい。

双子の兄コ・ミナムは行方不明の母を探す目的もあり、人気バンド「A.N.JELL(エイ・エンジェル)」に新加入が決まったが、アクシデント発生。代わりに、ミニョが女性であることを隠して一時加入。同じメンバーのファン・テギョン(チャン・グンソク)に初めての恋をする。だが、メンバー3人それぞれもミナム(=ミニョ)に思いを寄せる。四角関係の恋の行方は?

「A.N.JELL」メンバーがイケメン揃いで、個性的。リーダーのテギョンは自信過剰でツンデレのかたまり。カン・シヌ(ジョン・ヨンファ)は感情を表に出さず、優しい大人男子。ジェルミ(イ・ホンギ)は元気で明るくかわいい弟くん。キャラ立ちが明確だから、3人の誰かに共感し、夢が見られる。「誰推しか?」で話が弾んだ人も多いはずだ。

それにしても、ミナムが女性だとバレそうな間抜けな場面が目白押し。ドラマ開始早々、テギョンとシヌは真実を見抜くが、それを隠そうとするからこそ、コメディ要素が際立ってくる。

そんなミナムを迷惑がり、「俺に関わるな」と警告した俺様テギョン。だが、バンド存続のために面倒を見るうちに、疑うことを知らない純真なミナムに心が動く。恋に奔放な母に棄てられたテギョン、孤児院で育ったミナム—— 親の愛を知らない孤独な二人だからこそ、通じ合う何かがあったのかもしれない。

一方、「見守る」が口癖のシヌ。ミナムに何度も約束をすっぽかされ、二番手の当て馬感が切ない。早く「好き」って言わないと、鈍感力が半端ないミナムには伝わらない、と見ているこちらがジリジリする。報われてほしい、と応援した人は多いはず。ただ、ミナムをそっと見守る穏やかな顔には癒される。

そして、ジェルミ。常に気にかけてきたミナムの心をテギョンから奪うチャンスはないと気づく。傷心を抱え、夜の循環バスに乗って涙ながらに口ずさむ『すてきな言葉』。歌声にも歌詞にも心揺さぶられるが、バスを降りての振り向きざまに見せたチャーミングな笑顔こそ、ジェルミの真骨頂。涙腺崩壊する。

時の流れとともに、自分の成長や環境の変化で“推し”が変わる人もいるかもしれない。時間をおいて視聴しても、心に萌す新たな感情に気づくことができ、飽きることのないドラマだ。

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