【60代のリフォーム】生活の困り事が解消された! マンションのスケルトン改装実例[後編]
自分らしく「飾る」、「 楽しむ」工夫
マチュア世代が快適に暮らすために必要なのは、機能性だけではない。
見たりふれたりすることで笑顔になれるインテリアも大事な要素。
日々の暮らしを豊かにしてくれるたなかさん流の楽しみ方を拝見!
好きなものに囲まれた居心地のいい空間
「夫婦2人ともキャンプなどのアウトドアが好きなので、家の中もそんなイメージでつくり上げました」
ドア1枚、タイル1つから丁寧に選び、好みのテイストに。壁や床に天然木を使うことで部屋全体が明るくぬくもりのある空間となり、たなかさん手描きのイラストが優しいアクセントを添えている。
「板張りにしたことでコンクリートの冷たい印象がやわらいで、バランスがとれたと思います。壁に釘が打てるようになったので、お気に入りの絵をかけて楽しんでいます」
二重サッシで厚みができた壁には飾り棚を
マンションなので、既存の窓は変更不可。インナーサッシを設置したぶん、壁は以前より内側に入り込むことに。
「その厚みを利用して、飾り棚を作ってもらいました。好きな小物やグリーンを飾っています」
キッチン背面を野菜育てスペースに
IKEAで購入した棚を壁に設置。上からLEDライトを当てて、スプラウト、ビーツ、ミント、バジルなどのリボベジ(再生野菜)を育てている。
「ライトは植物のサイクルに合わせて朝7時につき、夜6時に消えるよう設定。どんどん根が出て、よく育ってくれるので楽しいですよ」
玄関を広くし、遊び心を演出
玄関もお気に入りのスペース。
「タイルの色も一つひとつ選びました。四角ではなく丸いフォルムにすることで、集合住宅だけどわが家らしさが出せたかなと満足しています」
玄関ホールにはガーデニングの道具や季節のものをディスプレーして目にも楽しく。
ナチュラルな風合いの洗面所
洗面所の入り口は優しくカーブを描く半アーチ型。
「曲線+直線なので、かわいすぎないところが気に入っています」
洗面所は木の収納扉やぬくもりある照明、タイル使いでナチュラルな雰囲気に。
※この記事は「ゆうゆう増刊」2022年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
撮影/柴田和宣(主婦の友社)
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