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【ガーデニング】秋バラの美しい咲かせ方 花を長く楽しむコツは?

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吉原美奈子

【ガーデニング】秋バラの美しい咲かせ方 花を長く楽しむコツは?

赤と白の縞柄が印象的な‘センチメンタル’という名のフロリバンダローズ(中輪房咲き種)。花束のように房になって咲くので秋にも見せ場を作ります。ティーの軽い香りで鉢植えにも向きます。

10月から引き続き、秋バラが一番きれいな時期です。心穏やかにバラの季節を楽しみましょう。きれいに咲かせるコツや花が咲いた後の枝の切り方、この時期の病害虫の予防などについてお伝えします。

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今年最後のバラを室内に飾りました。短く切ったのは、株に葉をつけてバラの体力を残しておいてやりたいから。花首で切って浅いお皿に水を張り、ぽんぽんと並べるだけでも素敵です。

秋バラは手間がかからないのがうれしい

関東以西の地域では急激な低温や長雨にみまわれない限り、11月上旬は秋バラがいちばんきれいな季節です。涼しい気候の中、バラは長く花を保つのでゆっくりと花を楽しみましょう。夏の剪定や施肥をきちんと行っていれば、この季節はお手入れもほとんど必要ありません。

庭植えのバラは特に水やりに注意する必要はありませんが、晴天が長く続くようであれば週1回ほど与えます。肥料も開花近くになったら与えないのが基本です。開花時に肥料が効きすぎると、せっかくの花形が乱れる原因になるからです。

鉢植えバラは十分に日の当たる場所に置きます。鉢土の表面が乾いたら、水を葉にかからないように底穴から流れ出るまでたっぷりと与えます。肥料は春から引き続き、バラ専用の固形肥料を月1回与えるとよいでしょう。

雨粒をつけて咲くバラは風情がありますが、長雨はバラの病気を引き起こすため、ビニール傘で防ぐ愛好家もいるほど。繊細なバラは鉢植えにして軒下に移動させるなどの配慮も必要です。

黄色とピンクの縞柄がビビッドなストライプローズ。絞りのバラは昔風の印象があったのか敬遠される時期もありましたが、フレンチローズの登場で魅力を再認識させてくれました。

バラを切り花にするときの位置は?

バラの花を切って室内に飾りたい場合、基本は5枚葉という葉が5枚付いている部分の上にハサミを入れます。秋バラを切る際は、今後の株の充実をはかるために、なるべく株に葉を多く残すようにするのが原則です。花首の下にハサミを入れ短く切ってやるといいでしょう。

一方で11月に咲いた秋バラは、これ以降の花が咲かないことが多いため、深くハサミを入れて枝を長く切っても大丈夫という考え方もあります。健康に育っている成熟した株であれば、深めに切ったからといって大きな悪影響があるわけではありません。飾る花器に合わせて無駄なく切ってみてください。

蕾のうちに切ってしまうのは勇気がいるものですが、こんなふうに開花のステージ順に飾るのも印象的です。庭のバラを飾るには、丈の低い花器をいくつか用意しておくと便利です。

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