【写真で詳しく解説】プロに教わるクリスマスローズ育て。今年は「小さい苗から始めて、大株作り」を目指す!
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園芸ガイド編集部
クリスマスローズの大株、華やかですね。でも初心者だからとても手が届かない、と思っていませんか。すばらしい花つきの大苗も、小さな苗から年数をかけて育てたもの。ローズライフアドバイザーで園芸ソムリエの有島薫さんに、花つきをよくするための鉢の植えかえ作業について教わりましょう。
鉢栽培の楽しみ方
毎年、すばらしい花つきのクリスマスローズを育てている有島さん。観察を重ねたうえの独自の栽培方法で、小さな苗から年数かけて大株に育てています。
デュメトルム交配のセミダブル
セミダブルやダブルで、花形が微妙に異なるデュメトルム系が大好きという有島さん。大株が何鉢もあり、展示会に出品するものもあるそうです。このセミダブルはネクタリー(蜜腺)がとてもきれい。「約2週間でネクタリーは散って、ただのシングルになってしまいますが、とても気に入っている株です」
プチドールのシングル
「クリスマスローズを植えるのに形や大きさがぴったりだと思って買い求めた鉢に、横山園芸育成の『プチドール』植えました。欲をいえば、この鉢の中央のレリーフに完全に合わせて、正面に花を咲かせられるとベストです」。こうして鉢とのコーディネートを考えるのも、鉢栽培の楽しみのひとつです。
デュメトルム交配のダブル
2011年にポット苗で購入してから、徐々に鉢を大きくしてここまでの大株になりました。「花後、3月末には花柄を切りますが、切るときに数えてみたらこの年は全部で33本もありました。花は小さめで色も緑ですが、これだけたくさん咲くと株姿にもボリュームが出ますね」