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【医師チャ・ジョンスク】にハマる人続々!胸がスカッとして元気になれる!1〜4話レビュー【韓国ドラマ】

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marumi

マチュア世代が全力で応援したくなるドラマがいま、話題です。20年間の専業主婦生活を経て、ある出来事をきっかけに、1年目のレジデント(研修医)に挑戦する女性の物語。韓国ドラマ『医師チャ・ジョンスク』は、2023年4月からNetflixで独占配信中。全16話のうちの、まず1〜4話について紹介しましょう。(ネタバレを含みます)

医学部を卒業しながらも、同期のエリート医師と結婚して20年間、専業主婦として家事に没頭してきた主人公のチャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)。家族に尽くすことこそ幸せであり、理想だと信じて過ごしてきた。

ところが、肝臓移植が必要なほどの大病を患ったとき、ドナーになることを拒否した夫と姑、退院してからも完璧な母親であることを求める子どもたちを前にして、愕然。自分の夢は“いい医師”になることだったと目が覚める。そこには、移植手術を執刀したアメリカ帰りの医師ロイ・キム(ミン・ウヒョク)の「また働いてみれば? できると思う」という勧めもあった。

「私の夢はいい医師になることだった。でも、息子が生まれて、育児を優先しただけよ。もう育児は卒業できるし、病気になって医師という仕事の尊さと若い頃の自分の夢を思い出したの。夢をかなえたい。やり抜く自信もある」

夫のソ・イノ(キム・ビョンチョル)に、医師として第2の人生を歩み出したいと切々と決意を伝えるジョンスクに、思わず拍手を送った人も多いはず。「100歳時代の50歳は若者よ!」と胸を張る姿はすがすがしく、頼もしい。

ジョンスクは猛勉強の結果、レジデント(研修医)試験に合格する。もちろん、キャリアのブランクが20年もある46歳の“中年オバさん”レジデントは、病院スタッフから大歓迎、であるはずもない。記憶力や体力は若い人たちに及ばず、ミスをしては叱責される日々。でも、それにへこたれることなく、「いい医師になる」という目標に突き進むバイタリティがすばらしい。どんなピンチのときも、疲れていても明るく奮闘する主人公の姿を見ているだけで胸がスカッとして、元気になれる。

一方、夫で大学病院の大腸肛門外科医長を務めるイノは、あれだけ再就職に反対した妻が、よりにもよって自分と同じ病院で働き始めたことで、優秀な外科医としての人生に狂いが生じ始める。まずはジョンスクに「病院では無視する。徹底的にレジデントとして接する」と予防線を張る。病院には、長いこと不倫関係にある同僚医師のチェ・スンヒ(ミョン・セビン)がいるため、秘密がバレないうちに、妻を病院から追い出そうと画策もする。

こんな夫のイノに向かって、移植手術を終えて意識が戻ったジョンスクが最初に放ったひと言が、「ケ セッキ(クソ野郎)‼」。その言葉どおり、あっぱれなほどのクズ夫っぷりを発揮するイノだが、なぜか目が離せない不思議な魅力がある。

たとえば、ジョンスクがレジデント試験に不合格と聞いて、喜びのあまり「ウイリアム・テル序曲」の高らかな音色に合わせ、パソコンのキーボードを鍵盤のように乱打するイノ。たとえば、新人歓迎の飲み会で、「ご主人は?」と問われたジョンスクが笑顔で「死にました!」と言い放つと、飲んでいたお酒を爆発噴射するイノ……。イノ役のキム・ビンチョルのコミカルで吹っ切れた演技が上手過ぎて、こちらも吹き出さずにはいられない。電車の中などでの視聴はご注意ください(笑)。

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