記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ

公開日

更新日

光武俊子

外に出るのもおっくうな夏。庭やベランダはできるだけ手間なくキレイにしたいものです。そこで重宝なのが暑さに強く、次々に長く咲き続ける一年草! 手ごろな価格で求めることができて、秋まで楽しんだらさっぱり処分できるので、植え替えもラクチンです。

花が次々に長く咲き続ける一年草の魅力

一年草は長く咲くのが特徴的。開花期の長さでいうと、多年草よりも圧倒的に一年草のほうが長く咲くものが多いのです。秋から春まで咲き続けるパンジー&ビオラと同じく、初夏から晩秋まで咲く一年草もいろいろあります。

暑い季節はできるだけ手間をかけずに、庭やベランダをきれいにキープしたいですよね。暑さに強く花が次々に長く咲いてくれる一年草を取り入れて、夏も家のまわりを華やかに彩りましょう! 

一年草の苗はグッとお手ごろです。1種類を3株以上求めて群植すると、さらに魅力的になります。晩秋には咲き終わった苗は処分できるので、秋から楽しみたい植物との植え替えも簡単です。この夏は一年草の魅力を再発見してみませんか。

長く楽しめるから嬉しい夏の一年草8選

カラフルでポップな魅力いっぱい【ジニア】

草丈:20~80㎝

赤やピンク、オレンジ色に黄色とカラフルな花色でポップな雰囲気が愛されます。和名のヒャクニチソウ(百日草)以上、霜が降りる頃まで開花。おもに出回るのは八重咲きのプロフュージョン。八重咲きで草丈の高いエレガンスや一重で華奢な草姿のリネアリスなども。

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像4)

リネアリス

星を散らしたような小花がかわいい【ペンタス】

草丈(樹高)/30~100㎝

星型の小花をドーム状に集めてかわいらしい花です。咲き終わった花の下で切り戻すと、脇芽が伸びて次々に花が上がります。草花に見えますが熱帯原産の常緑低木なので、暑いほど元気に育ちます。ただし、寒さに弱いため日本では一年草扱い。日陰気味の場所でもOK。

夏に元気なビタミンカラーの花【マリーゴールド】

草丈:20~60㎝

幾重もの花弁がボール状になり草丈が高めなアフリカン・マリーゴールドと、小ぶりで花つきのよいフレンチ・マリーゴールドがおもに出回ります。咲き終わった花がらを摘むと、次々に開花。独特の匂いが害虫防除に役立つとして、トマトなどと一緒に栽培することも。

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像6)

フレンチ・マリーゴールド

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像7)

アフリカン・マリーゴールド

ドライフラワーでも楽しめる【センニチコウ】

草丈:20~70㎝

よく分枝する茎先にボンボンキャンディーのような花を咲かせます。花に見えるのはなので、色があせにくくてドライフラワーとしても人気です。古くから親しまれてきたピンクや白のセンニチコウに対して、近年は多年草で鮮やかな花色のキバナセンニチコウも登場。

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像8)

センニチコウ

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像9)

キバナセンニチコウ

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

詳細を見る

液体肥料とは、液体の状態で与える肥料のことで、速効性があり吸収が早いため、植物の生育が不安定なときや即効性を求める場面で使われます。水に溶かしてジョウロや噴霧器で与えるため使い勝手がよく、葉面散布や根からの吸収促進に適しており、追肥や微量要素の補給にも向いています。

詳細を見る

植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

詳細を見る

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

詳細を見る

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

詳細を見る

八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

詳細を見る

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

詳細を見る

地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

詳細を見る

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

詳細を見る

花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

詳細を見る

花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

詳細を見る

脇芽とは、植物の茎と葉の間(葉のつけ根)から出てくる新しい芽のことで、腋芽(えきが)ともいいます。これを摘み取ることで主枝の生長を促すことができます。

詳細を見る

樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る

低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

詳細を見る

苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

詳細を見る
画面トップへ移動