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【鶏胸肉】が驚くほどしっとり、ジューシーに!|小田真規子さんの「塩と油で下味冷凍」

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小田真規子

「塩と油をまぶして冷凍室に入れるだけで、鮮度をキープしながらうまみをアップさせることができます」と話すのは、料理研究家の小田真規子さん。ここでは、小田さんのレシピ本『おいしくなるうえ鮮度が続く 塩と油で下味冷凍』から、「鶏胸肉の下味冷凍」の方法と活用レシピをご紹介します。

下味冷凍の基本的なやり方については
長期間保存できて、うまみもアップ! 豚薄切り肉の【塩+油で下味冷凍】
をご覧ください。

下味冷凍しておけばヘルシーな【鶏胸肉】をより手軽に食べられる!

鶏胸肉は脂肪が少ないので、なるべく加熱に時間をかけないほうがよりパサつきを防げます。おすすめは、縦半分に切って10等分のそぎ切りにして下味冷凍する方法。

塩、油をからめることで、生の状態よりもしっとり、ふっくらと加熱され、食感もしっかりします。

いため物の場合は、バターやマヨネーズ、粉チーズなど、コク出しになるものを加えると、より口当たりよく仕上がります。

ゆで鶏に使うなら、1枚のままで下味冷凍に。油でコーティングしているので、しっとり仕上がるのもうれしいポイントです。

鶏胸肉の下味冷凍を使ったレシピ① 【胸肉としめじのバターいため】

バターじょうゆの香ばしさが食欲をそそる!

【鶏胸肉の下味冷凍】の材料

鶏胸肉(10等分のそぎ切り)…1枚分(250~300g)
塩…小さじ½
好みの油…大さじ1
※冷凍保存期間は約2カ月

【胸肉としめじのバターいため】の材料(2人分)

鶏胸肉の下味冷凍…1袋
しめじ…1パック(100g)
バター…10g
しょうゆ…小さじ1
細ねぎ(好みで)…適量

作り方

❶鶏肉の下味冷凍は冷凍室から出し、20〜30分おく。しめじは小房に分ける。
❷フライパンに鶏肉を1切れずつはずして入れ、あいたところにしめじを加える。ふたをして中火にかけ、少し焼き色がつくまで3~4分蒸し焼きにする。
❸ふたをとり、上下を返して中央をあけ、バターとしょうゆを入れて煮立て、全体になじむように約2分いためる。器に盛り、好みで細ねぎの斜め切りを散らす。

★MEMO★
しめじはエリンギやまいたけ、くし形切りの玉ねぎ、斜め切りにしたねぎなどにかえても。火通りの早い食材がおすすめです。

POINT

油がからんでいるので、肉は1切れずつはずしやすくなっています。しめじとともに蒸し焼きにします。

調味料を煮立て、香ばしいうまみを引き出します。

鶏胸肉の下味冷凍を使ったレシピ② 【しっとりゆで鶏】

余熱で火を通すからパサつかずやわらか!

【鶏胸肉の下味冷凍】の材料

鶏胸肉…1枚(250~300g)
塩…小さじ½
好みの油…大さじ1
※冷凍保存期間は約2カ月

【しっとりゆで鶏】の材料(2人分)

鶏胸肉の下味冷凍…1袋
しょうが…1かけ
酒…大さじ2
ねりわさび、ねりがらし…各適量
レタス(好みで)…適量

作り方

❶鶏肉の下味冷凍は冷凍室から出し、20〜30分おく。しょうがは薄切りにする。
❷直径20cmのなべに鶏肉を皮目を下にして入れ、しょうが、酒を加えて水1カップを注ぐ。ふたをして中火にかけ、煮立ったら6~7分ゆでる。上下を返し、再びふたをして火を止め、あら熱がとれるまでそのままおく。
❸とり出し、食べやすくそぎ切りにして器に盛る。わさび、からし、好みで細切りにしたレタスを添える。

★MEMO★
ゆで汁ごと保存容器に入れ、冷蔵で約5日保存可。ゆで汁は、スープなどに使うのがおすすめです。

POINT

胸肉の塩分、うまみが流れないよう、少なめの水分でゆでます。

※この記事は『おいしくなるうえ鮮度が続く 塩と油で下味冷凍』小田真規子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

※2023年6月16日に配信した記事を再編集しています。

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