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ショコラさんの住まいとお金のストーリー。人生の局面を乗りきってきたのは、転機がきたら暮らしを変えたから

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ゆうゆうtime編集部

「まさか自分がマンションを購入するだなんて、それまで考えたこともなかったんですが、今、心にゆとりを持って暮らせるのは、この家があるからこそ。友人は恩人ですね」

生活は、結婚生活のときから変わらずつつましい暮らし。「マンションを購入してからは、月15万円ほどで暮らしていました。あとは極力、貯金。ローン返済という目標も、仕事の活力になりました」

ボーナスは、ローン返済と子どもの学費に。元夫の父の遺産を分けてもらったときも返済にあて、56歳で住宅ローンを完済。その後、体調不良が続き57歳で早期退職。以降、年金が支給される65歳までを目標に、心身に余裕を持って働けるパート勤務に切り替えます。

「支給額は12万円というのがわかっていたので、パート勤務になったころから、その金額で日々のやりくりをするようにしました。あと、12万円では何かあったときに支払えないかもしれないと思い、正社員時代に貯めた老後の資金には手をつけませんでした」

無印良品のソファはくつろぐ際に欠かせないもの。ここに腰かけてブログを書いたり、ネットを見たり。パソコンの台はキャスターつきで移動がスムーズ。

そして2023年の春。予定より2年長く働いた末に仕事を卒業。

「別居も早期退職も悩みましたが、思いきって決断してよかったなと、今になって思うんす。無理をしすぎて心身を壊してしまったら、とり返しがつかないし、60歳を過ぎてからではパート先を見つけるのも大変だったかもしれない。〝転機がきたら暮らしを変える〟私はこのやり方で、人生の局面を乗りきってきたんだと思います。迷ったり、考えすぎたりしている間に、どんどん時間は過ぎていってしまいますから」

チェストやミニテーブルなどを手放し、ひとつで何役もこなすライティングビューローを。「デザインやサイズなど、思い描いていたイメージどおりのものをヤフオクで見つけました」

撮影/土屋哲朗

※この記事は『大人のひとり暮らし 住まいとお金』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

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