【ガーデニング】寒くても元気に咲く!「キク科の花」は丈夫で育てやすい
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光武俊子
咲く花が限られてしまうこれからの季節、寒くなっても元気に咲いてくれるキク科の花は貴重です。小さな花が集まってひとつの花に見えるところが特徴的。丈夫で育てやすいキク科の花を見直してみましょう。
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キク科の植物は、世界中に約1900属3000種があるといいます。これらに共通するのは頭状花序(とうじょうかじょ)という花の形。ふだん私たちがひとつの花と思っているものは、じつは無数の小花(しょうか)の集まりです。
中心部分は多くの管状の小花(管状花/かんじょうか)の集まりで、周囲は花弁に見える舌状花(ぜつじょうか)の集まり。それらの集合体で大きな花(頭状花)に見せています。
おかげで、キク科の花々はパッチリ開いた愛らしい花形で、私たちを魅了します。さらに、丈夫で育てやすく、次々と多くの花を咲かせます。寒さに強い種類も多いので、この時期に注目したいものです。
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一年中きれいな葉が庭を埋める【ツワブキ】
開花期:10~12月
草丈:30~50㎝
ツワブキはちょっと古めかしい和風の庭のイメージかもしれませんが、艶のあるきれいな葉が一年中楽しめるリーフプランツとして見直したいものです。さらに、東京・代官山で見かけたおしゃれなカフェの庭で咲く初冬の花は輝くばかりで魅力的でした。和洋を問わない素材として、日陰を明るく彩る斑入り 斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。
室内外を華やかに彩る人気の鉢花【シネラリア(サイネリア)】
開花期:11~4月
草丈:20~50㎝
日本ではシネラリア(サイネリア)の名前で鉢花として親しまれていますが、学名はペリカリス属の植物です。整った半球状の株を覆うように、バリエーションに富んだ美しい色の花が咲きます。耐寒性はあまり強くなく、5℃を下回るようなら室内の日当たりよい窓辺に移動。咲き終わった花がらを摘んで、次々に花を咲かせましょう。
花を引き立てるシルバーの茎葉【ユリオプスデージー】
開花期:11~5月
草丈:30~100㎝
南アフリカ付近には95種ほども仲間が自生するユリオプス属の1種。茎葉に生えている細毛によって全体がシルバーがかり、黄色の花を引き立てます。常緑で、土が凍らない程度の気候なら戸外で冬越し 冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。
愛らしい色形の花が続々と登場【マーガレット】
開花期:11~5月
草丈:30~100㎝
カナリア諸島原産で、明治時代に渡来したモクシュンギクから多彩な園芸品種 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。 切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。