【ガーデニング】育てて楽しいハーブ【ローズ】の栽培方法と活用アイデア4選
「ハーブは暮らしに役立ててこそ、楽しい!」と話すのは、長年にわたってハーブを育て、その利用法を研究してきた桐原春子さん。本連載では、毎回1種類のハーブを取り上げ、栽培方法や活用方法、歴史などを教えていただきます。今回は【ローズ】です。
▼本連載の他、桐原春子さんの記事は▼桐原春子さんの育てて楽しむハーブ生活
花も香りも魅力的な【ローズ】
花の美しさ、香り高さから、ヨーロッパでは古くから「花の女王」と呼ばれてきたローズ(バラ)。ここではハーブとして利用されるローズについてご紹介します。
別名/バラ(和名)
科名/バラ科
性質/落葉低木
樹高/50~500cm
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詳細はコチラローズは花も香りも素晴らしい
「ローズは花が美しいうえ、香りは種類により特徴があって素晴らしく、多くの人を魅了してきました」と話す桐原春子さん。
種類は豊富で、2万種以上もあるといわれますが、ハーブとして利用されるのは、野生種やオールドローズと呼ばれる古い時代の種類。ロサ・ダマスケナやロサ・ケンティフォリアなどは、花弁から香料の原料となる貴重な精油を採取する目的などで、ロサ・ガリカは薬用として、古くから栽培されてきました。日本に自生するハマナス(ロサ・ルゴサ)は、花は精油、果実は食用になります。
「花びらはポプリにして色と香りを楽しんだり、ティーやお菓子の材料に。生の花びらは、苦みのある基部を取り除いて、サラダに散らしても」
花の収穫期は初夏。
「ローズを育てていない方や、たくさん必要なときは、ハーブ専門店などで売られているティー用のドライローズが便利です。ティーの他、ポプリやクラフトにも使えます」
また、秋に熟すロサ・カニナの実はローズヒップと呼ばれ、ティーやジャムなどに利用する。ビタミンCが豊富で、含有量はレモンの10~20倍といわれている。
栽培をスタートするなら冬が適期
ローズを育てたい場合は、秋~冬に出回る大苗 大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。 新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。 大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。
「大苗
植えつけ後は、日当たりと風通しのよい肥沃な場所で育てること。
「ハーブとして利用する場合は、無農薬で育てて。実を利用する場合は、花が終わっても切り取らず、秋に赤く色づいたら収穫します」
ロサ・ ダマスケナ
別名ダマスクローズ。ピンク色の半八重咲き 八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。
ロサ・ガリカ オフィキナリス
濃いピンク色のオールドローズ。ドライにしても色が鮮やかに残る。花弁が20枚ほどの半八重咲き 八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。