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卓上を彩る【ハーブのミニクリスマスツリー】ラヴェンダー、ルーの苗を使って簡単!

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ゆうゆう編集部

いつもの暮らしにも、クリスマスの趣を添えてみたいと感じるこの時期。ハーブ研究家の桐原春子さんに、ハーブを使ったクリスマスのアレンジを提案していただきました。今回はラヴェンダー、ルーを使った小さなクリスマスツリーです。

ローズマリーのクリスマスツリー
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扱いやすい小さな苗にクリスマスの飾りつけ

大きな木のクリスマスツリーはもちろん素敵ですが、小さくてもクリスマスツリーがあると、暮らしにポッと明かりが灯るよう! 扱いやすい小さなハーブの苗を使って、クリスマスの飾りつけをしてみませんか。

「この時期に出回るハーブ苗を購入した場合、おしゃれな鉢に植え替えるだけでもぐんと見栄えがよくなりますが、ひと手間かけて飾りつけを。飾るという行為自体が楽しく、元気になれますよ」

室内に置く場合は、水受け皿を敷くのを忘れずに。また、これらのハーブをツリーに見立てて楽しんだ後は、クリスマスの終わりとともに飾りをはずし、日当たりのよい場所で育てましょう。

独特の葉形が印象的な「ルー」をキュートに飾る

ルーは青緑色の葉が印象的なハーブ。キリスト教の世界ではよく使われ、「悔い改めのハーブ」としてミサのとき、聖水をまくのに使われました。宗教的な意味合いの強いハーブをクリスマスの飾りに使うことで物語が生まれます。

飾り方はいたって簡単。U字状のワイヤに市販のリボンつきベルを結わえ、好みの生地にポプリを包んでしばった香り玉を結びつけるだけ。これをかんざしのように、直接、バランスよく鉢土に差し込みます。これは、苗や枝の弱い植物のオーナメントとして最適です。

株元は綿で覆い、雪のイメージに。

【ルー】
ミカン科/常緑小高木

別名・ヘンルーダ。葉に強い香りがあり、猫が嫌がることから「猫寄らず」の名で売られていることも。かつては料理にも使われたが、現在は使われなくなった。独特の葉形を楽しむ他、初夏に咲く黄色の花もかわいらしく、庭の彩りに適する。日当たりを好むが、半日陰でも育つ。

Point

ワイヤを折り曲げU字状にし、折ったところに白いベルとリボンの飾りをつける。その下側に、香り玉をグリーンの地巻きワイヤで結わえる。香り玉は、布地にラヴェンダー主体のポプリを包み、リボンでしばるだけ。

植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

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高木とは、生長したときに一般的に5メートル以上(または2〜3メートル以上)の高さになる樹木を指します。ケヤキ、イチョウ、サクラなどが代表的で、街路樹や公園樹、シンボルツリーとして親しまれています。根が広がりやすく、生長スピードも品種によってさまざまなため、植栽の際には周囲の環境や将来のサイズを十分に考慮することが大切です。高木は四季折々の景観を彩るだけでなく、日陰をつくり、風を和らげるなど、暮らしに心地よさを与えてくれる存在です。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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