記事ランキング マンガ 連載・特集

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう

公開日

更新日

光武俊子

毎年繰り返し咲く多年草に対して、1年で咲き終わる一年草は、多くの花を長い期間咲かせます。価格もお手ごろで、咲き終わったら始末も簡単。3月は一年草の苗が最も多く園芸店に並ぶとき! お気に入りの花苗をみつけて花いっぱいの庭やベランダを楽しみましょう。

▼こちらもどうぞ▼

【ガーデニング】ラベンダーもマーガレットも実は低木!草と木の違いを知って育て上手になろう

一年草の魅力を目いっぱい生かそう!

一年草とは、今年咲いたらタネを結んで枯れる草花。例えばパンジーやビオラ、アサガオやヒマワリ、コスモスなどです。近年は、毎年繰り返し咲く多年草に人気が集まりがちだけれど、一年草には多年草にない魅力やメリットがいろいろあります。

・1株に花がたくさん、長く咲き続けるものが多い
・タネから育てやすいため、苗の価格がお手ごろ
こぼれダネで翌年また咲くものも多い
・花が終わったら株を片づけられて、雰囲気を簡単に変えられる
・開花期以外は水やりなどの世話が必要ない

とくに3月はバラエティー豊かな一年草の苗が出回る時期なので、園芸店では選び放題! だからといって、あれもこれも1株ずついろいろ植えるより、同じ種類の一年草を3株くらいずつまとめて植えた方がボリュームを楽しめるだけでなく、花の美しさが映えるようです。一度トライしてみませんか。

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう(画像2)

鉢から溢れるように咲くロベリア

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう(画像3)

庭に群れ咲くルピナス

花がいっぱい楽しめるおすすめ一年草8選

繊細な花びらが春の光を透かす【アイスランドポピー】

開花期:3~5月
草丈:30~50㎝

原産地はアイスランドではなく、シベリアやアラスカなのでシベリアヒナゲシとも呼ばれます。本来は多年草ですが、暑さに弱いため日本では一年草扱い。毛の生えた大きな蕾を持ち上げ、繊細な花びらを広げる姿が印象的です。群植して多彩な花色を楽しんでみませんか。

小さな蝶が群れ飛ぶように可憐【ロベリア】

開花期:3~10月
草丈:5~50㎝

ロベリアには茎が直立する多年草もありますが、多く出回るのは華奢な茎葉が横に広がる一年草です。花壇や寄せ植えの縁取り、ハンギングバスケットなどにぴったり。暑さ寒さに弱いものの、春から晩秋まで園芸店に並びます。日当たりを好みますが、夏の強光は避けて。

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう(画像5)

ハンギングバスケット仕立て

鮮やかな色の花房で賑やかに【キンギョソウ】

開花期:おもに4~6月(ほぼ周年)
草丈:30~100cm

英名はスナップドラゴンといって龍に見立てたユニークな花形です。赤や黄色など鮮やかな花色で、草丈も高性種からコンパクトで横にも広がるものまで多彩。秋に日脚が短くなってから咲く品種もあり、年間通して入手できます。乾燥に強く過湿は苦手なので、表土がよく乾いてから水やりを。

たくさんの花が長く咲き続ける【マリーゴールド】

開花期:4~11月
草丈:20~80cm

草丈が高くボール状の大きな花を咲かせるアフリカン種、よく分枝する茎にバランスよい花を多数つけるフレンチ種、コンパクトな草丈で一重の花のメキシカン種があります。センチュウなどを防ぐコンパニオンプランツやハーブとしても利用できる育てやすい花です。

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう(画像7)

アフリカンマリーゴールド

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう(画像8)

フレンチマリーゴールド

コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせがあり、家庭菜園での自然な害虫対策として注目されています。

詳細を見る

こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

詳細を見る

植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

詳細を見る

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

詳細を見る

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

詳細を見る

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

詳細を見る

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

詳細を見る

原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

詳細を見る

二番花とは、植物が最初に咲かせた花(一番花)のあとに続いて咲く花のことを指します。一部のバラやクレマチスなど、繰り返し咲くタイプの植物が代表例です。一番花の後に剪定や肥料を適切に施すことで、二番花をより美しく咲かせることができます。ガーデニングでは長い期間花を楽しむために、この二番花を咲かせることがポイントとなります。

詳細を見る

二年草とは、タネをまいてから花が咲くまでに1年以上かかる植物のことです。1年目は株が生長するのみで花を咲かせず、2年目に花を咲かせてタネを作り、枯れます。

詳細を見る

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

詳細を見る

表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を提供します。また、水分を保持しつつ排水性も高いため、根の生長を促進します。特にガーデニングでは、健康な表土を保つことが美しい花や元気な野菜を育てる鍵となります。草花を植える際には、表土の改良や適切な肥料の使用が推奨されます。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る
画面トップへ移動