記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】春の寄せ植えはパンジー&ビオラから。初心者でも手軽に!

公開日

更新日

光武俊子

春は園芸店の店先がバリエーションに富んだ花苗で賑わいます。あれもこれも咲かせてみたい!という欲張りなあなたは、ついに寄せ植えデビューをするしかありません。1鉢の中に小さなお庭をつくるように、すてきな寄せ植えづくりのコツを覚えませんか。

▼こちらもどうぞ▼

[ガーデニング]春を彩る!花がいっぱい咲く一年草【8選】手軽に楽しもう

植物を組み合わせて楽しもう

寄せ植えには憧れるけれど、上手につくれる自信がないという方、つくってみたけどすぐに形がくずれたり一部が枯れてしまったという方がよくいらっしゃいます。

寄せ植えはひとつのコンテナ(鉢)に複数の株を植えつけるので、花の色形を組み合わせるセンスや植物の性質の取り合わせが難しく感じられるかもしれません。

でも、ごくシンプルな組み合わせから始めれば、けっして難しいものではありません。同じ種類の2~3株による小さな寄せ植えから始めてみませんか。そうすれば性質が同じなので、1株だけ枯れることはまずありません。(株の出来不出来という個体差はあります)

同じ種類の植物でも異なる花色を組み合わせたり、パンジー&ビオラのように同じ花で大きさの違いを組み合わせるなど、シンプルでも変化のある寄せ植えができます。そうした成功体験を重ねて、寄せ植えの苦手意識を克服! 植物を組みあわせる楽しさを満喫しませんか。

まずは花色に注目してみよう

上に掲載したパンジーの寄せ植え写真。花色に注目してよく見ると、あることに気づきませんか?

そうそう、黄色とオレンジ色、紫と藤色の組み合わせですね。黄色とオレンジ色、そして紫と藤色はどちらも色味の近い「同系色」で調和しやすい色同士。それに対して黄色系と紫系は「反対色(補色)」の関係で、お互いをはっきりと引き立て合う色同士です。

反対色にはほかにも赤と緑色やピンクに黄緑色などがあり、それは「色相環(※)」という色の関係性でわかります。

寄せ植えをつくるときには、このように同系色と反対色を意識して組み合わせると失敗がありません。先ほどの寄せ植えに関係性のない赤が入ると、印象がごちゃごちゃしがちです。初めての寄せ植えでは、まず同じ花の同系色同士、あるいは反対色を組み合わせ、シンプルにまとめてみませんか。

【ガーデニング】春の寄せ植えはパンジー&ビオラから。初心者でも手軽に!(画像3)

黄色と紫の反対色のビオラ

花色のバリエーションが楽しみ方を広げる

上の写真は黄色と紫が引き立て合ってきれいだけど、なんだか物足りないと思った方もいるのでは? 確かにアクセントが足りないかもしれません。
そんなときは複色のビオラに注目してみませんか。

【ガーデニング】春の寄せ植えはパンジー&ビオラから。初心者でも手軽に!(画像4)

バイカラーのビオラの寄せ植え

パンジー&ビオラはもともと「三色すみれ」と呼ばれて、色違いの花弁をもった花です。紫の上弁にオレンジや黄~クリーム色の下弁をもつ花を組み合わせると、それぞれの花の上弁と下弁は反対色の関係で、株違いの下弁同士はオレンジ色と黄色の同系色という凝った組み合わせに。

同じ種類の花の寄せ植えでも、パンビオのように花色のバリエーションが豊富だと、楽しみ方が広がります。ただし、花色は紫系と黄色系、あるいは赤系と緑系のように、2系統までに絞ったほうがすっきりまとまります。

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

詳細を見る

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

詳細を見る

花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

詳細を見る
画面トップへ移動