【ガーデニング】涼やかに咲く多年草 ベル型の花カンパニュラ[8選]
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光武俊子
ギリシャ語で「釣り鐘」を意味するカンパニュラは、ベル状の花が特徴です。おもにブルー系で涼やかな愛らしい花。高温多湿はやや苦手ですが、寒さに強い多年草 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。
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カンパニュラ属は北半球中心に250種以上の原種 原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。
多くは多年草
今回紹介するカンパニュラはどれも和名がありますが、学名で呼ばれることも多いので、カタカナ読みを併記します(学名はラテン語なので、英語読みとは異なります)。
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詳細はコチラ愛らしいカンパニュラの仲間8選
こんもりした株を覆う花つき【オトメギキョウ】
Campanula portenschlagiana(ポルテンシュラギアナ)
開花期:5~7月
草丈:約15㎝
園芸店の店頭でもっともよく見かけるカンパニュラではないでしょうか。紫や青色の小ぶりの花が株を覆うように咲いてかわいらしい。クロアチア西部が自生地で、寒さには強いものの暑さはやや苦手です。鉢植えで夏は涼しい風通しよい場所で育てましょう。
山野草を思わせる雰囲気【モモノハギキョウ】
Campanula persicifolia(パーシフォリア) 用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。
開花期:5月
草丈:50~100㎝
モモバギキョウとも呼ばれ、細い茎葉にふっくらしたベル状の花が涼しげです。ヨーロッパなどの乾燥した林の縁や牧草地などに自生するため、夏の高温多湿に弱く、日本では冷涼な地帯での栽培に適します。暖地で育てる場合は、水はけのよい山野草用土
ふっくらした花を高く掲げ【フウリンソウ】
Campanula medium(メディウム) ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。
開花期:5~6月
草丈:60~100㎝
整った花形で美しい花色、草丈が高く、花壇や大きめの鉢に数本植えると目立ちます。晩秋に苗を植えると冬はロゼット
日本生まれのカンパニュラ【ホタルブクロ】
Campanula punctata(プンクタータ) 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。
開花期:6~7月
草丈:30~80㎝
林の縁や日当たりのよい草原などに自生する山野草で、関東平地でも庭植えできます。水はけよく育てるのがコツです。ひっそり咲く姿に風情があり、釣り鐘型の花に蜜を求めてハナアブなどが訪れます。大輪の青花を咲かせる園芸品種
切り花でも人気の日本原産種【ヤツシロソウ】
Campanula glomerata(グロメラータ) 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。
開花期:5~6月
草丈:40~60㎝
リンドウ咲きとも呼ばれ、リンドウに似た花が密集して咲きます。華やかな姿は切り花でも人気。九州の山地の草原などに自生しますが、絶滅危惧種です。冬は地上部が枯れるものの、地下茎でふえて春に芽吹きます。花色の濃い‘フレア’などの園芸品種