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狭さをカバーするガーデニングアイデア「色使い」と「空間利用」の実践5例

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園芸ガイド編集部

小さなスペースでも、のびのびと緑をを楽しんでいる人たちには共通点があります。 それは、「狭さを感じさせない」工夫。ちょっとした配置や色使いで、空間が2 倍、3倍にも広く見えるんです。話題の新刊『すきまガーデニング』から抜粋してお届けします。第4回は、小さなスペースを「目の錯覚」を利用して、隙間を広く見せるコツ。

▼前回はこちら▼

>>初心者OK!空いている極小すきまもおしゃれなガーデンに変える実例5選

さまざまな工夫で広く見える庭

先輩ガーデナーの実例を見ると、さまざまなヒントが見つかります。
すべてマネすることは難しくても、自分にもできることを取り入れてみるといいでしょう。

好みの雑貨を庭に置いて視線を集めることで庭を広く見せる効果が。センスアップにも役立ちます。

1.花色を抑えることで広く見せる

庭のすみを利用し、青花のフジバカマ、紫色の実をつけるコムラサキシキブなどを植えています。

花色は多く使わないことで、小さな庭でも圧迫感はありません。

ベンチとテーブルを置いて、庭に咲いた花でアレンジも楽しめます。

2.無限な広がりを見せる奇跡の階段ガーデン

もともとある階段を生かして庭を完成。

日向を好むバラはアーチに絡めて日光を確保し、日が当たりにくくなるバラの足元には日陰に強いヤマアジサイや山野草などのリーフを中心に。

階段を見上げるとき、視線を遠くに向けることで意外なほど広がりが感じられます。

3.寒色系のグラデーションの植栽が開放的!

青などの寒色には、スペースを広々と見せる効果があります。

庭も青~紫でまとめると実際よりも奥行きが生まれ、不思議なほど広く感じさせてくれます。

フェンスに絡まるのはクレマチス‘プリンス チャールズ’。
足元にはヤマアジサイが咲いています。

山野草とは、山地や野原などの自然環境に自生する草花の総称です。季節の移ろいとともに可憐な花を咲かせるものが多く、例えばフクジュソウ、イワウチワ、ホトトギスなどが知られています。近年では自然の趣きを大切にしたガーデニングスタイルとして、鉢植えや盆栽仕立てで育てる愛好家もふえており、日陰や半日陰などの環境を生かして、庭の一角に山野の風情を取り入れることができます。

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