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50代からの【女ひとり旅】を楽しむためのコツとは? ひとり旅の人気ツアーも発表! 自分のごほうびになる旅を

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原田実苗

初めての女ひとり旅ツアーを楽しむコツ その2

前回に続き「ひとり旅ツアー」を企画・運営しているクラブツーリズムのご担当者福嶋直子さんに、ひとり旅を楽しむコツをさらに詳しくうかがいました。

クラブツーリズム株式会社 ライフデザイン旅行センター
福嶋直子(ふくしまなおこ)さん
約10年間、おひとり参加限定の旅の中で主に関西エリアの企画造成に携わる。
年間で約60商品ほどの新商品を造成。旬のトピックや流行をキャッチするため日々情報収集を欠かさず行っている。
趣味は、旅行や音楽鑑賞。最近出かけた場所は沖縄・古宇利島。大自然の中で一人の時間を過ごすのが好き。

Q ひとり旅ツアーに持っていくといいいものは?

「アイマスクや音楽を聴くためのヘッドホンがあるといいかもしれません。電車バス移動は、近くにほかのお客様がいらっしゃいます。なので、もしひとりになりたい時間を本当に求める場合は、そういったグッズがあると、ツアーでも自分の中にひたれるかなと思います。
また、音楽のほかに文庫本があると、移動中などの時間を埋めるのにいいかもしれません」

Q 旅行前 に準備しておくことはありますか?

「宿泊つきの旅行では、宿のまわりを散策されたりする方や宿の記録をつけている方がいらっしゃいます。そのような予定がある方は、宿やその周りについて調べてみるとか、旅の記録を残すためのものを準備されるといいですね」

Q ひとり旅ツアーのメリットは?

「一般のツアーや、ツアー参加ではないひとり旅と比較して、ひとり旅ツアーにはメリットがいくつかありますのでご紹介します」

ゆったり座席を使える

「バス席は2席を1人でお使いいただけますので、隣を気にすることなく、ゆったりとお過ごしいただけます」

一般ツアーでは行けないところに行ける

「一般のツアーよりも催行人数が少なく設定されているため、大勢では行けないところをツアーの中に組み込んでいる場合があります。
たとえば、フルーツで有名な岡山の倉敷ツアーでは、旬の果物を使ったパフェを食べていただけるようにしたり、その時期にしかたべられない本当に希少な食材を食べに行くことができたり、部屋数の限られている高級旅館に泊まるなど、さまざまな趣向をこらして企画しています。パンフレットを見ながら、ひとり旅ツアーならではの見どころを見つけていただければと思います」

現地ならではの食事を楽しめる

「ひとり旅では食べたいものがたくさんあっても、食べきれないのであきらめることがあるかもしれません。ですが、ツアーなら、いろんな種類を少しずつ出してくださいとお願いして、食事をアレンジしてもらうことがあります。お客様のご要望をなるべく取り入れるようにし、現地ならではの食事をお楽しみいただけるのも、ツアーならではのことだと思います」

行きにくい場所にも行けて交通手段も確保されている

流氷砕氷船おーろら(北海道網走市)

ひとり旅ツアーで人気の観光地(クラブツーリズム) 流氷砕氷船おーろら(北海道網走市)。流氷観光のための砕氷船に乗ってオホーツク海へ。

「バスやタクシーを乗り継いで行くような場所だと、帰りに困ることもあります。ツアーですと、ひとり取り残される不安というのもなくなります」

Q 皆さん、どんなスタイルで参加されるんですか?

「行く場所やツアーの内容によっても違いますが、観光メインの1泊旅行なら、動きやすい服と歩きやすい靴で、バッグは小さいリュックと着替えなどを入れたボストンバッグを持っていらっしゃる方が多いと思います。バス移動ですと、大きな荷物はバスの中に置いていけるので、身軽に動けるリュックがあると便利なんですね。旅慣れていらっしゃる方の中には、荷物をあらかじめ宿に送っておく方もいらっしゃいます」

Q どこに行くひとり旅ツアーが人気ですか?

 アドベンチャーワールド。(和歌山県・白浜町) パンダがガラスの仕切りなしで見られる。

クラブツーリズムのひとり旅ツアーで特に人気の観光地・ アドベンチャーワールド(和歌山県・白浜町)。パンダがガラスの仕切りなしで見られるので、ここを訪れるツアーは年間を通して人気。写真は彩浜(さいひん)。

「人気のツアーはたくさんありますが、季節限定のものを除くと、1泊2日の和歌山のアドベンチャーワールドから大阪の海遊館に行くツアーは、多くのお客様のお申込みをいただいています。
1日目はパンダで人気のアドベンチャーワールドに行き、その後南紀白浜の観光をして温泉つきリゾートホテルで1泊、翌日は観光のあと日本最大級の水族館『海遊館』へ行って帰るツアーです。あわただしく見て回ることがないように、アドベンチャーワールドと海遊館それぞれ3時間滞在する行程になっています」

Q 最後に旅行におすすめの時期はありますか?

「何を目的にするかによって違いますね。四季の自然や花火、お祭りを楽しみたいならもちろんその時期に行かなければいけないですし、とにかくのんびりしたいというなら、混雑する時期を避けたほうが無難です。
混雑した時期を避けるなら、桜の花が終わってゴールデンウイークになる前と、ゴールデンウイーク後の梅雨になる前の時期がおすすめです。新緑が美しく、気持ちが落ち着きます」

始めてみるとその快適さにはまってしまい、また行きたくなるひとり旅。
ほかにも楽しむコツはたくさんあるので、これからどんどん紹介していきます!


※データは2022年11月のものです。

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