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マチュア世代めがねスタイル第3回

かけるのが楽しみになるめがねとは? めがねでおしゃれは叶う! おしゃれなマチュア世代のめがねスタイル

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ゆうゆうtime編集部

自分の顔や生活スタイルにしっくりくるフレームに出会ったら、そのめがねはおしゃれに欠かせないアイテムになります。めがねライフを楽しんでいるマチュア世代の方々を紹介する第2回は、ワインスタイリストの大野明日香さん、デザイナーのカナヤミユキさんです。

茶や黒の丸めがねを自身のアイコンに/大野明日香さん

いつものめがね
1 「OLIVER GOLDSMITH」/遠近両用レンズ
2 「EYEVAN」/レンズだけJINSで入れ直し
3 「GUCCI」/運転用に度つきレンズに入れ替え
4 「alain mikli」/もらいものの伊達めがね

度つきサングラスのレンズをかえて遠近両用にした2を着用。かけ慣れたフレームで顔にしっくりきてお気に入り。

ワインスタイリスト
大野明日香さん

1974年生まれ。TVや映画、音楽番組 制作やイベント運営等に携わり、ワインのおもしろさを知る。仕事と育児のかたわらワインバーで修業を積み、ワインスタイリストとして独立。日本のワイナリーを支援し、イベントをプロデュースするなど多方面で活躍。

ふだんアクセサリーを身につけない大野さんにとって、めがねは外出時に欠かせない装いのアクセント。視力の矯正という実用的な役割はもとより、目の下のたるみやくすみが隠せたり、ワンピースを着ても女っぽくなりすぎなかったりと、おしゃれアイテムとしても欠かせない存在です。

「仕事をするときは、オーバーオールにおだんごヘア、赤リップというのをアイコンにしていて、そこにめがねが加わった感じです」

めがねが必須になったのは40代前半。乱視に老眼が加わり、1の外出用の遠近、2の読書用の中近、3と4の運転用の度つきサングラスとシーン別に増えていき、今ではかけ るのが楽しみに。はっきりとした顔立ちゆえに「細いフレームだとマダムっぽくなる」そうで、愛用品はアンティークっぽいセルフレームの丸めがねばかり。

「この年になって自分の好きを主軸に選べるようになりました。もともと映画関係の仕事をしていたので、60年代ゴダール作品のヒロインがかけていたデザインなど、1のようなキャラ立ちするめがねで遊ぶのが好きですね。一度自分の顔にしっくりときたフレームには愛着がわくので度が合わなくなっても処分せずレンズを入れ替えて使っています」

ゴダール映画のミューズ、アンナ・カリーナに憧れて。

アンナ・カリーナが『ANNA』で着用していためがねに憧れ、探し求めていた黒フレーム(1)。 茶系の似たデザインばかりだったので、顔を描きかえられて新鮮。「KIN 」のブラウスと「ヴェリテクール」のパンツをモノトーンでまとめ、赤リップをさして。

ワンピースは「オールドマンズテーラー」のもので反対色の赤のソックスをポイントに。

2は本を読むときの相棒。使わなくなっためがねのフレームにJINSでレンズを入れて中近両用にカスタマイズ。

常に2本携帯。色を合わせて統一感を/カナヤミユキさん

いつものめがね
1「TRACTION PRODUCTIONS」フォックスフレーム
2「TRACTION PRODUCTIONS」アンダーフレーム

こちらは2のめがね。ときどきメンテナンスをしてもらいながら、長年大切に使っているお気に入り。

デザイナー
カナヤミユキさん

1965年生まれ。学生時代 にイギリスに留学し、帰国後、夫婦でものづくりユニット「ZUBO」を結成。単独では20年以上、デザイナーとして「十日 toka」(全国の「パラスパレス」でお取り扱い中)の服づくりに携わっている。
https://www.zubo.jp/

カナヤさんがめがねをかけ始めたのは24歳のとき。パソコン作業による目の酷使が原因で視力が落ちてしまったのだそう。コンタクトも試してみたものの目に合わず断念。そこで「せっかくなら!」と訪ねたのが、ヨーロッパ発のおしゃれフレームを多数取り扱う「リュネット・ジュラ 表参道ヒルズ店」(当時は同潤会青山アパート店)でした。

現在よく使う2本のめがねもこちらのお店で買ったもの。ひとつは散歩や家事、運転時に使用する近視・乱視用のめがね。もうひとつは仕事中や本を読むときに使用している遠近両用ののめがね。

「長年、近視・乱視用レンズで過ごしていましたが、近くが見えにくくなったこともあり、1のめがねのレンズを遠近両用にしました。それぞれ買った時期は違うものの、どちらも偶然同じブランドのもの。どんな服にも合い、髪や眉毛の色が黒い自分になじむ黒色のフレームを自然と手にとったんだと思います」

どちらもないと困るので、目にかけていないもう一方は頭の上にかけたり、胸にぶらさげたりして常に2本セットで暮らしているカナヤさん。偶然とはいえ同じ色、同じブランドのものなので2つ携帯していても違和感なし。服や顔だけでなく生活スタイルにもなじむめがねです。

仕事とふだんのモードの切り替えにもなるリムの形.

キリッとした印象のフォックスフレームは仕事モードにぴったり。シャツは「マーガレットハウエル」、パンツは「ジャーナルスタンダード」、羽織りにもなるストールはご自身デザインの「十日 toka」のもの。

どちらも2のめがねを着用。上部分にリムがないので顔映りが明るく、黒という強い色ながらやわらかい印象に。デザイン性もありシンプルな服装のポイントにもなってくれる。この日はボーダーに「COS」のコートを重ねてお出かけ。

3 「CLAYTON FRANKLIN」/レンズをかえて度入りのサングラスに
4 「FREUDENHAUS」/3のめがねと同じく度入りのサングラスに。まぶしいときに重宝
5 「TRACTION PRODUCTIONS」/2のめがねを修理に出したときに着用する予備のめがね
6 メーカー不明/こちらも予備用。軽く負担がないので家で使うことも

※この記事は『大人めがねスタイル」(主婦の友社編)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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