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【ガーデニング】鉢植えを並べて置くだけ!夏のエントランスを格上げするコツ

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園芸ガイド編集部

植物を植えた鉢を並べて、庭のように見立てるポッティングガーデン。スペースがなくてもできるから、玄関に作っておけば花でおもてなしができます。八王子の園芸店・グリーンギャラリーガーデンズの店長である堀田裕大さんに、ポッティングガーデンの作り方を教えていただきました。

ポッティングガーデンとは文字通り、ポット=鉢植えを並べてつくるスタイルガーデンのこと。複数の鉢を1カ所に集め彩りよくレイアウトすることで、玄関前のタイル敷きやコンクリートの駐車場など、土がない小さなスペースでも緑豊かな空間をつくることができます。

大きなサイズの鉢に1~2種類の植物を植えて並べるだけなので、作業や管理がラクなうえに豪華さも魅力。大きい鉢は水やりの回数も少なくてすむので、外に長時間いられない夏にこそぴったりです。

難しいルールはありません。だけどポイントはおさえたほうがよりすてきなポッティングガーデンが作れますので、そのポイントをご紹介しましょう。

【ガーデニング】鉢植えを並べて置くだけ!夏のエントランスを格上げするコツ(画像2)

「キュート」をテーマに作ったポッティングガーデン。オレンジとピンクの花とミントカラーの鉢でみずみずしく。

少ない鉢数でスタートさせてもOK!

今回は5鉢でポッティングガーデンを作りましたが、鉢数に決まりはありません。はじめてなら3鉢を三角形に置くだけでレイアウトも決まります。
大きな鉢植えではなく、小さな鉢植えで作ってもいいでしょう。トレイなどの上に置いて、来客のあるときだけ室内に置いても素敵ですね。
慣れてきたら鉢の数を増やしていけば、思い描いたとおりのポッティングガーデンが無理なく作れます。

テーマを決めるとイメージしやすい

「エレガント」「キュート」というように、テーマを先に決めるのもおすすめ。テーマの印象から色が決めやすく、全体の構成が見えてきます。
豪華な印象にしたいときは、ビビッドカラーの花や大輪の花を選ぶなど、使う植物を絞ることもできます。
カラーチャートを知っていますか? どんな色の組み合わせが、どういう印象を与えるのかがわかる配色パターンを教えてくれます。そういったものを参考にして、植物の組み合わせを考えていくのもいいですね!

葉の形や大きさで変化をつける

花色や株姿から受ける印象だけでなく、葉の形や色によっても雰囲気が変わってきます。葉には丸いもの、縁がギザギザしているもの、細いものなど形状はさまざま。色もグリーンの濃淡があったり、銅葉斑入りなど個性的なものもたくさんあります。見た目が異なる葉を合わせることで空間に広がりが生まれ、限られたスペースを広く見せることも可能です。

【ガーデニング】鉢植えを並べて置くだけ!夏のエントランスを格上げするコツ(画像3)

日陰でも育つ植物を合わせたポッティングガーデン。ドットがかわいいベゴニアの葉や大きな白い葉のカラジウムなど、個性的なリーフの植物を北側の玄関に置いても暗くならずに存在感大。

鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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