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益善洞(イクソンドン)で昔ながらの街並みを楽しむ。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のロケ地や、COSのポップアップも!

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鈴木ちひろ

聖水洞に続くホットスポットとして相変わらず人気の益善洞は、おしゃれなカフェやレストランが豊富。絵になる景色が多いのでロケ地としてもよく使われています。今回はそんな益善洞の街の様子とともに、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「女神降臨」「トッケビ」のロケ地をご紹介。6月初旬に開かれたCOSのポップアップストアにも行ってきました。限定で発売されたパステルカラーのキルティングバッグは、今年の韓国女子のマストアイテムです!

まずは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「女神降臨」など 多数のロケ地になったゲームセンターへ

7年ほど前にはじまり、今では近くの観光地・仁寺洞以上の盛り上がりを見せているホットエリア・益善洞。昔ながらの平屋をおしゃれなカフェやレストランに改装した店舗が多く、韓国ならではの雰囲気も味わえると人気です。写真映えするコーナーが多いので、「トッケビ」をはじめとするドラマやCMの撮影スポットとしても有名。まずは昨年話題をさらったドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のロケ地であるゲームセンター「コムコム娯楽室 益善洞店」をチェックしてみましょう。

街中でもひときわ目を引くポップな外観。入り口には「ウ・ヨンウ~」の看板もあるのですぐに見つけられるはず。

益善洞のほか、延南洞や梨泰院などにもあるチェーン店のゲームセンター。韓国ではゲーセンのことを娯楽室(オラッシル)と言って、最近のレトロブームもあって以前よりも目にするようになりました。置いてある機械は日本のものが多く、コインの投入口だけウォンに変更され、設定は日本語のままのものがほとんど。ドラマでもそうですが、子供というよりもゲーセンで育った大人世代が主に利用しています。そして、日本と違うのは無人の店舗というところ。コロナ以降、韓国では無人の店舗が増え、カフェ、コンビニ、ミールキット専門店、ペット用品店、文房具店など様々な場所が無人で運営されています。

1階はリズム系、2階は懐かしのゲーム系で構成されている店内。韓屋風の内装やレトロなダマスク柄の壁紙が貼られたコーナーなど、日本のゲーセンよりもおしゃれな印象。

「大人になってみると、塾よりもゲーセンで人生を学んだことが多い」という「椿の花咲く頃」のセリフが描かれた壁。

(DATA)
コムコム娯楽室 益善洞店콤콤오락실 익선동점
ソウル特別市 鍾路区 水標路28ギル 23-6
서울특별시 종로구 수표로28길 23-6
0507-1433-5788
24時間営業
年中無休

伝統的な韓屋に海外のエッセンスをプラスした、高感度なお店が集まる街。

韓屋をリモデリングしたイタリアンやアジアンレストラン、日本風のカフェなど、異国情緒あふれるお店が目立つ益善洞は、ドラマのロケ地だけでなくCMの撮影や、海外からの撮影クルーが訪れることも。韓国らしさを味わいつつ、最先端のスイーツや写真映えするインテリアが楽しめるとあり、平日でも国内外からたくさんの観光客が訪れます。

「マダンフラワーカフェ」前の路地は「トッケビ」のロケ地として知られ、益善洞で最も人が集まる場所。そのほか、ウォンビンのCMの撮影地としても知られています。

今年3月にオープンした「チーズインダストリー」は自家製チーズをふんだんに使ったパンが自慢。外にはかわいい牛の親子の動くオブジェがあり、道行く人が写真を撮ります。

韓国を訪れると日本にはないインテリアに心が躍ったり、フォトジェニックなスイーツにドキドキしたり。この国のブームを作る力はすごいな、と感心します。地震があまりないなどの理由で日本よりも建築基準法が厳しくなく、建設費も比較的安いため、飲食店をオープンしやすいのはいいですが、その反動か、あっさりとクローズしてしまうのも韓国ならでは。お気に入りのカフェが閉店していてガッカリ……、という思いをされたことがある方も多いと思います。それは益善洞も同じで、行列のできる人気店だったはずが不動産の契約の問題でいつの間にかなくなっていた、ということも日常茶飯事。韓国あるあるだと思って、笑い飛ばすしかありません。

バターと塩の相性が抜群のソグムパン(韓国語で塩パン)がおいしいと評判のカフェ「小夏塩田(ソハヨムジョン)」。塩田を模した中庭が涼しげで、益善洞のヒーリングスポットとして親しまれています。

電車の線路が敷かれたカフェ「楽園駅(ナグォンヨッ)」も写真映えスポットして人気。店内は回転寿司のレールでケーキが回っていて、もうなんでもアリな感じです。

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