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【ガーデニング】植えっぱなしで毎年楽しめる【宿根草・多年草】。ナチュラルな野原に咲くような花10選

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光武俊子

足元で群れ咲く繊細な初夏の花【フウロソウ(ゲラニウム)】

開花期:5~7月
草丈:20~60㎝

日本の野山にもハクサンフウロなどが自生しますが、高温多湿が苦手で山野草として栽培されます。一般的には北米など原産の園芸品種が流通。軽やかな雰囲気の葉群にパッチリ開く花が愛らしいものです。明るい紫色や青紫、ピンクや白などの花色があります。

紅白の小花をつけた花穂が多数【チェリーセージ‘ホットリップス’】

開花期:5~11月
草丈:60~120㎝

サルビアの仲間ですが、愛らしい姿からチェリーセージの名で親しまれています。なかで紅白の花をつける品種‘ホットリップス’が人気。気温によって白と赤の花色が変化するのも楽しめます。花が終わったら花穂を切り戻すと、次々に新たな花穂が上がって長く咲きます。

木陰を明るくする白花の群生【アネモネ・カナデンシス】

開花期:5~7月
草丈:30~50㎝

春に咲くアネモネの仲間ですが、球根ではなく地下茎でふえて群生します。深い切れ込みのある葉群も美しく、初夏に咲く白花が爽やかです。暖地では日陰気味の場所が向いて、木陰などの薄暗がりを明るくします。寒さに強く、寒冷地なら日なたでも大きな群落に。

ユニークな花はドライでも人気【エリンジウム】

開花期:6~8月
草丈:30~150㎝

小花がマツボックリのように集まり、とげのあるが周囲を囲んでユニークな姿。メタリックな光沢もあいまって、クールな雰囲気が視線を引きつけます。花が終わっても変わらない姿で長く楽しめ、ドライフラワーとしても人気です。暖地では一、二年草扱いに。

多年草にも長く楽しむコツがある!

多年草宿根草)は一度植えれば、植えたままで何年も楽しめる植物です。だからといって、放っておいてよいわけではなく、簡単なお手入れが必要です。

鉢植えでは用土が乾いたらたっぷり水やりを! 2~3年ごとに植え替えが必要です。庭植えでも、株が混みあってくると花数が減ってしまうので、株分けをすることで長く楽しめます。また、鉢植えでも庭植えでも夏は枝葉をすかして、風通しよくしましょう。

夏の暑さや冬の寒さで地上部が枯れるものもありますが、秋や春にはまた芽吹いて生育を始めることが多いので、諦めてしまわずに次のシーズンまでようすを見ましょう。
さまざまな多年草を組み合わせてナチュラルな野原のような庭にするのもすてきです。

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植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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山野草とは、山地や野原などの自然環境に自生する草花の総称です。季節の移ろいとともに可憐な花を咲かせるものが多く、例えばフクジュソウ、イワウチワ、ホトトギスなどが知られています。近年では自然の趣きを大切にしたガーデニングスタイルとして、鉢植えや盆栽仕立てで育てる愛好家もふえており、日陰や半日陰などの環境を生かして、庭の一角に山野の風情を取り入れることができます。

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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地下茎とは、植物の茎が地中に発達する構造を指します。この茎は地表には見えませんが、栄養を貯蔵・増殖する重要な役割を果たします。ジャガイモやショウガがその具体例で、次世代の芽を形成して繁殖を助けます。ガーデニングでは、地下茎植物の管理や植えつけ方法を知ることが、より健全な生長を促すカギとなります。

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二年草とは、タネをまいてから花が咲くまでに1年以上かかる植物のことです。1年目は株が生長するのみで花を咲かせず、2年目に花を咲かせてタネを作り、枯れます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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花芯とは、花の中心部分に位置し、雄しべや雌しべなどの生殖器官が集まる領域を指す言葉です。特に観賞価値の高い花では、この部分の色彩や形が印象を左右します。ダリアやバラなどでは花芯の詰まり具合や形状が咲き方の美しさに関係し、園芸品種としての魅力にもなります。また、開花後の花芯の変化を観察することで、受粉や花の寿命を見極めることができます。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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萼とは、花の一番外側にある葉のような構造で、つぼみを保護する役割を果たします。多くの植物では緑色で硬く、花が咲いた後も果実の下に残ることが多く、花の構造や分類を理解するうえで重要な要素です。例えば、ナスの実の下部についている星形の部分が萼であり、種によっては目立たず早期に脱落するものもあります。また、ガクアジサイのように、萼が大きく発達して花のように見える装飾花となる場合も多くあります。

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苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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