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【ガーデニング】ビタミンカラーの花に元気をもらう!暑さに強い夏の花9選

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更新日

光武俊子

猛暑続きでお疲れ気味の日々。庭やベランダも水やりだけで精一杯ですね。こんなときには手をかけなくても咲き続け、元気をもらえる花がありがたい! 暑さに強く、よく咲くビタミンカラーの花を1鉢でも身近に置いてみませんか。

元気をもらえるビタミンカラーの花がいっぱい!

夏は目に涼やかなブルーの花やグリーンもよいけれど、見ているだけで元気をもらえる花色といえばオレンジやイエロー、華やかな赤です。近年はこれらがビタミンカラーの花と呼ばれます。

夏に咲くビタミンカラーの花は実際に暑さに強く、次々に咲き続けるものが多く、その様子に励まされます。水切れにさえ気をつけていたら、休むことなく庭やベランダを彩ってくれる優等生ばかり(*水やりについては記事後半に)。

今回、リストアップしてみると種類もとても豊富でびっくり。きっとお気に入りのビタミンカラーの花が見つけられます。

暑い夏に次々と咲き続けるビタミンカラーの花 9選

多くの花を咲かせるヒマワリの仲間【ヘリアンサス】

草丈:50~180㎝
開花期:7~10月

日本原産のキクイモをはじめ、南北アメリカには70種以上の種類があるヒマワリの仲間。多くは多年草一年草のヒマワリとは異なり、よく枝分かれする茎にたくさん花をつけます。やせ地でも群生するほど丈夫です。

【ガーデニング】ビタミンカラーの花に元気をもらう!暑さに強い夏の花9選(画像2)

キクイモ

吊り鉢からあふれるように咲く【ポーチュラカ】

草丈:10~15㎝
開花期:5~10月

ぷっくりした茎葉に水分を蓄える多肉植物なので、暑さや乾燥を苦にしません。茎が這うように横に伸びるほふく性を生かし、吊り鉢や花壇の縁などを飾りましょう。日当たりの悪い場所や曇天では花が開きにくい性質があります。

初夏から晩秋まで咲き続ける花【ルドベキア】

草丈:40~120㎝
開花期:6月下旬~11月

北アメリカ原産で、一年草多年草があります。近年、新品種が次々に登場している注目の花です。花色も黄色からオレンジ、赤色などまさにビタミンカラーの代表格。チョコレート色などの個性派もあります。切り戻してコンパクトに。

触りたくなるフサフサの花穂【ケイトウ(セロシア)】

草丈:10~120㎝
開花期:7~11月

かつてはニワトリのトサカに似たタイプが主流で「鶏頭」と親しまれてきました。近年はフサフサの花穂を極小に仕立てた多粒まきの鉢花が人気で、学名のセロシアで呼ばれます。カラフルな花色を組み合わせて楽しみましょう。

育ちながら咲く花は切り花にも【ヘリオプシス】

草丈:60~150㎝
開花期:6~10月

和名がキクイモモドキやヒメヒマワリとされるように、ヘリアンサスによく似た花。北アメリカに自生する多年草で、冬は地上部が枯れます。茎がよく分枝して伸びながら花を咲かせるので、切り戻して切り花で楽しむのにもぴったり。

【ガーデニング】ビタミンカラーの花に元気をもらう!暑さに強い夏の花9選(画像6)

‘バーニングハーツ’

多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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一重咲きとは、花びらが1列だけ並んでいるシンプルな形状の花を指します。このタイプの花はナチュラルな雰囲気や素朴な美しさが魅力で、ガーデニング初心者にも人気があります。一重咲きの典型例として、ヒマワリやコスモスなどがあります。この構造は花の中心部が目立ちやすく、虫を引き寄せやすいため、庭の受粉環境を向上させる役割も持っています。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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