スマホでスイーツをふんわり可愛く撮るプロのコツ。夕日を撮るテクニックも
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橋本哲
光を上手に利用できるかどうかで、写真の仕上がりは格段に違います。といっても、難しく考えなくても大丈夫。ドラマチックな光に包まれるマジックアワーや、料理を撮るときの光のコツを、プロの写真家に教えてもらいましょう。スマホなら、暗く撮れてしまった残念な写真も、後から明るさを補正すると、すてきな写真によみがえります。
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スマホで美しい風景写真!プロに聞く構図レッスンで、初心者でも奥行きのある写真が撮れる!①マジックアワーに撮る!
昼間の明るい写真ではなく、日の沈むころの日差しはとても写りがよいものです。
この時間帯をマジックアワーと呼びます。マジックアワーは、スマホやカメラを向けるだけで、ドラマチックな写真が撮れます。
晴れた日の日が沈む前後、順光で撮ります。
ただ、気をつけなければいけないことは、日没時間を事前に調べたとしても、実際は山や建物、雲にさえぎられて、太陽がみえなくなる時間は案外早いということです。
日没よりも少し早めの時間をねらいましょう。
【夕日を逆光で撮った】
マジックアワーに逆光で撮ると、シルエット写真になります。
②料理の写真は、逆光がいい
その土地の食べ物や、おしゃれなカフェ。旅行中の食事は、撮っておきたい写真がたくさんありますね。
料理を撮るときは、まず光の方向を考えます。
席が選べるなら、窓に近い席に座りましょう。
そして、料理は逆光で撮るのがおすすめです。窓に向かって撮るイメージです。
逆光で撮ると、立体感あふれる写真に仕上がります。
ただ、ちょっと暗い感じになるかもしれないので、明るさ調整をするといいでしょう。
料理を順光で撮った場合、つまり、下の写真のように、窓を背にしてスマホをかまえて撮ると、ベタっとした料理の写真になります。ただしこの場合、発色はよい場合が多いです。
【順光で撮った】
【順光で撮ったプリン】
【逆光で撮ったプリン】
【順光で撮ったマドレーヌ】
【逆光で撮ったマドレーヌ】
逆光で撮って、明るさを補正したもの。マドレーヌの質感がでていますね。
明るさの補正の仕方は、次項「③スマホだから、明るさの調整が簡単!」を参考にしてください。
さて、次に、料理の写真を撮るときの角度について、触れておきましょう。
スマホのかまえ方は2種類あります。
真上から撮るか、斜め45度から撮るかです。
【真上から撮る】
【斜め45度から撮る】
それぞれどちらも特徴があり、好みがわかれるところです。
真上からと斜め45度、それぞれ写真を撮って比べてみるのも楽しいかもしれませんね。