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緑茶がダイエットにいいと言われる理由は?「カテキン」の働きを医師が解説

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ゆうゆうtime編集部

2つの働きで肥満の予防と改善

カテキンが肥満予防・改善に役立つ理由は、主に2つあります。

①肝臓や脂肪細胞における脂質代謝の活性化
②血中の中性脂肪の上昇抑制

「脂質代謝」とは脂質を化学分解する働き。これが高まれば、当然、体脂肪は減少します。また、「中性脂肪」は体脂肪に変わる前の脂質で、血中濃度の上昇が抑制されると体脂肪として蓄えられにくくなります。

これらは、臨床実験によって裏づけられています。ある実験では、カテキンを含む緑茶からの抽出物を3日間摂取した人たちは、摂取しなかった人たちに比べて、「脂肪燃焼率が約1.5倍」になったことが確認されています。

また、別の実験では、脂質を含んだ食事後にカテキン入り飲料を摂取すると、「血中中性脂肪の上昇が抑制」されたこともわかっています。

※この記事は『お茶のすごい健康長寿力 高血糖、高血圧、肥満、内臓脂肪から免疫力、認知症、不眠、イライラまで効く!』栗原 毅監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者

栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原毅

1951年、新潟県生まれ。栗原クリニック東京・日本橋院長。日本肝臓学会専門医。医学博士。北里大学医学部卒業後、東京女子医科大学消化器病センター内科入局。1978 年より東京女子医科大学消化器内科、特に肝臓病学を専攻し、2005 年に教授に就任。2004 年、中国中医研究院客員教授、2007年、慶應義塾大学教授に就任。2008年に栗原クリニック東京・日本橋を開院。テレビ、新聞、雑誌などのメディアでも、わかりやすい解説が人気を博す。血液サラサラの提唱者のひとり。著書に、『名医が教える「本当に正しい糖尿病の治し方」』(エクスナレッジ刊)、『ズボラでもラクラク! 1週間で脂肪肝はスッキリよくなる』(三笠書房刊)など多数。

1951年、新潟県生まれ。栗原クリニック東京・日本橋院長。日本肝臓学会専門医。医学博士。北里大学医学部卒業後、東京女子医科大学消化器病センター内科入局。1978 年より東京女子医科大学消化器内科、特に肝臓病学を専攻し、2005 年に教授に就任。2004 年、中国中医研究院客員教授、2007年、慶應義塾大学教授に就任。2008年に栗原クリニック東京・日本橋を開院。テレビ、新聞、雑誌などのメディアでも、わかりやすい解説が人気を博す。血液サラサラの提唱者のひとり。著書に、『名医が教える「本当に正しい糖尿病の治し方」』(エクスナレッジ刊)、『ズボラでもラクラク! 1週間で脂肪肝はスッキリよくなる』(三笠書房刊)など多数。

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