「足がつる!」を日頃から防ぐ「波止場のポーズ」と、座ったままできる簡単ストレッチ【こむら返り】
すき間時間に「座ったままストレッチ」
デスクワークや映画鑑賞など、長時間座って過ごしたときに、足が重だるく感じられることがあるでしょう。
ふくらはぎは血液のポンプである心臓から遠いので、座ったまま筋肉を動かさずにいると、血液やリンパの循環が悪くなり、むくんだりこわばったりしやすいのです。
血液やリンパの流れが悪くなると、足先が冷えたり、本来ふくらはぎに供給されるべき酸素や栄養素が少なくなったりします。これが、足のつりやこむら返りを引き起こす場合があります。
予防のためには、いすに腰かけた状態でもできる「座ったままストレッチ」を行いましょう。ふらつきなどがあり、立って行うストレッチが苦手な人も実践できます。もちろん、長時間座る機会などは特にないという人が行っても効果がありますし、軽い筋トレにもなり、継続することで無理なく下半身の筋肉量を増やせることも「座ったままストレッチ」の利点です。
就寝中のこむら返りを起こしやすい人には、入浴時に湯船の中でふくらはぎを温めながらよくマッサージをしてから、床につく前に「座ったままストレッチ」を行うのもおすすめです。
ふくらはぎと太もも裏
①いすなどに腰かけて、大きく息を吐きながら、片足を上げて止める。上げられるところまででOK
②ふくらはぎが伸びるのを感じながら、30回上げ下げする
③左右の足を入れ替えて、同様に①②を行う
すねと足首
いすなどに腰かけて、つま先を床につけて、かかとを30回上げ下げする
ふくらはぎと足首
いすなどに腰かけて、かかとを床につけて、つま先を30回上げ下げする
POINT
*上の3つのストレッチを毎日行うと効果的。時間がないときは、どれかひとつを行うだけでもよい
イラスト/宮重千穂
※この記事は『「足がよくつる」人のお助けBOOK』出沢 明著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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足がつって痛みで目が覚めるのがこむら返り。そのどうしようもない痛みを即効で解消する方法を紹介する。
病気が原因で足のつりが起こる場合や足以外の筋肉がつるケースもあるので、病気原因別の対処法、筋肉のつりを予防する動作やミネラル不足を補う食生活など、さまざまな解決法を伝授していく。