歌手・あいざき進也さん67歳。オーディション番組で歌い、デビューのきっかけとなった思い出の一曲とは?
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ゆうゆう編集部
2024年にはデビュー50周年を迎える歌手のあいざき進也さん。歌手になりたいと思った高校生のとき、オーディション番組で歌ってグランプリを獲得し、その後にデビューが決まったという思い出の一曲についてお話しいただきました。
PROFILE
あいざき進也さん
あいざき・しんや●1956年、岐阜県生まれ。
73年、オーディション番組「スター・オン・ステージ あなたならOK!」第1回グランドチャンピオン大会で最優秀グランプリに輝き、74年「気になる17才」でデビュー。甘いマスクと歌声で、一躍トップアイドルに。
80年からはギタリストの寺内タケシ氏に師事し、バンドボーイとして裏方の仕事を務めながら約1年半の修業を経験。
2019年より、夢グループ主催の「夢コンサート」に出演中。あいざきさんの出演予定などは、公式サイトにて。https://www.aizaki.net/
オーディションで歌い、グランプリを獲得。この歌がデビューのきっかけになりました
小学生のときからピアノを習ったり、少年少女合唱団に所属したりしていて、音楽が好きでした。クラシックの道を目指していたのですが、中学生の頃に南沙織さんがデビューするとアイドルブームが到来。「自由な音楽だな」と、僕も歌謡曲に目覚めました。
将来の夢は「歌手になりたい」。でも、どうすれば歌手になれるのかわからない。そんな高校2年生のとき、「あなたならOK!」というオーディション番組があることを知り、出場。グランドチャンピオン大会で最優秀グランプリを獲得し、デビューが決まりました。
そのオーディションで歌ったのが、野口五郎さんの「オレンジの雨」でした。何千人と出場者がいて、ひとり数小節しか歌えないわけですから、ある程度、歌唱力がわかる歌のほうがいい。野口さんの楽曲はドラマチックでオーディション向きでしたし、僕自身も大好きな歌でした。
野口さんは同じ岐阜県出身。学年も1年しか違いませんが、すでに歌手として活躍されていて、僕の憧れでもあったんです。
8月にオーディションに受かり、17歳の誕生日翌日、10月27日に上京。11月上旬にはデビュー曲のレコーディング、12月から雑誌の取材やテレビの収録、翌1月にはデビュー……訳がわからないまま時間が過ぎていきました。
東京の高校に転入するに当たって白いワイシャツを買うように言われたのですが、東京に不案内でどこで買っていいかわからない。結局、新幹線で実家に近い名古屋まで行って、名古屋で買いました(笑)。
デビュー後は、歌に振りつけに一生懸命でした。僕は小柄だし、身軽で運動神経もよかったので「アクロバットをやろう」ということになり、歌のレッスンに加えてバック転やトランポリンの練習も。最初の数年は与えられた仕事をこなすのだけで精いっぱいでしたね。
野口さんとはその後、何度か対談させていただきました。「ファンでした」とお伝えできて嬉しかったのを、今でも覚えています。
野口五郎 「オレンジの雨」
1973年3月にリリースされた野口五郎さんの8枚目のシングル曲(作詞・吉田栄子、作曲・筒美京平)。
2020年にリリースされた、デビュー50周年記念アルバム『Goro Noguchi Debut 50th Anniversary ~since1971~』(CD Only盤)IOCD-20383/avex io に「オレンジの雨」も収録されている。
あいざき進也さん最新情報 2024年1月に「デビュー50周年カウントダウン ファンミーティング」を開催
2024年1月25日、あいざきさんがデビュー50周年を迎えるにあたり、1月21日に原宿・ラドンナにて「デビュー50周年カウントダウン ファンミーティング」を開催予定。
歌あり、ゲームありの楽しいファンミーティングは、10年ぶりの開催。詳細は公式サイトにて。https://www.aizaki.net/
※この記事は「ゆうゆう」2022年10月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。