歌手・あいざき進也さん67歳。師匠の寺内タケシさんから一生の課題曲として与えられた一曲とは?
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ゆうゆう編集部
2024年にはデビュー50周年を迎える歌手のあいざき進也さん。6年ほどアイドルとして活動したのち、23歳のときギターの神様・寺内タケシさんのもとで修業することに。その際に、寺内さんから課題曲として与えられた思い出の一曲について、語っていただきました。
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PROFILE
あいざき進也さん
あいざき・しんや●1956年、岐阜県生まれ。
73年、オーディション番組「スター・オン・ステージ あなたならOK!」第1回グランドチャンピオン大会で最優秀グランプリに輝き、74年「気になる17才」でデビュー。甘いマスクと歌声で、一躍トップアイドルに。
80年からはギタリストの寺内タケシ氏に師事し、バンドボーイとして裏方の仕事を務めながら約1年半の修業を経験。
2019年より、夢グループ主催の「夢コンサート」に出演中。あいざきさんの出演予定などは、公式サイトにて。https://www.aizaki.net/
寺内タケシさんのもとでの修業時代、 師から与えられた一生の課題曲です
6年ほどアイドルとして活動して23歳になった頃、転機が訪れました。中高生だったファンもアイドルを卒業し、洋楽やニューミュージックを好むように。僕も大人の歌を歌うべき年齢になりましたが、オーディション後、事務所が敷いたレールに乗ってトントン拍子にやってきた僕は、いわば温室育ち。大人の歌を歌うためには経験が足りませんでした。
そこで事務所は「外の釜の飯を食ってこい。昔ながらの厳しい修業ができるから」と、ギターの神様・寺内タケシさんのもとで修業することになったんです。
「よろしくお願いします」とご挨拶に行ったら、寺内さんから「あいざきという名前くらいは知っているけれど、うちではおまえを特別扱いはしない」と言われました。
寮に入り、バンドボーイとして楽器を運んだり、寺内さんの身の回りのお世話をしたり、お茶汲みなどの雑用も。まるまる半年、裏方をやりました。ライブではスピーカーの後ろで待機。ついこの間まで自分が立っていたスポットライトまではほんの5メートルほどの距離ですが、永遠の距離に感じましたね。
あるとき、寺内さんに「あいざき、歌いたいか?」と聞かれ、「歌いたいです」と答えると、課題曲を与えられました。それがポール・アンカの「君はわが運命」。ライブ中は裏方仕事をしながら待ち、呼ばれたらジーパンにTシャツ姿でステージに上がって歌う。この歌は寺内さんからの一生の課題曲だと思っています。
「歌は語れ、語りは歌え」というのが寺内さんの教え。歌は語るように歌い、おしゃべりは歌うように話すのが極意だと。修業を終えるときには「継続は力だぞ」とも。この2つの言葉は今でも僕の心の中に深く刻まれています。
歌手人生の中では壁にぶつかることもありました。そのたびに寺内さんの顔が浮かび、「あのとき裏方までして頑張ったんだから、もう少しだけやってみよう」と、やる気が湧いてくるんです。
ポール・アンカ 「君はわが運命」
1950年代から60年代のポップス界を多くのヒット曲で彩ったシンガーソングライター、ポール・アンカ。「君がわが運命は」は自身が作詞・作曲を手がけ、1957年に発表された曲。
「君がわが運命」は『ヴェリー・ベスト・オブ・ポール・アンカ』SICP-4482/ソニー・ミュージックエンタテインメント に収録されている。
あいざき進也さん最新情報 2024年1月に「デビュー50周年カウントダウン ファンミーティング」を開催
2024年1月25日、あいざきさんがデビュー50周年を迎えるにあたり、1月21日に原宿・ラドンナにて「デビュー50周年カウントダウン ファンミーティング」を開催予定。
歌あり、ゲームありの楽しいファンミーティングは、10年ぶりの開催。詳細は公式サイトにて。https://www.aizaki.net/
※この記事は「ゆうゆう」2022年11月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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