【ガーデニング】早春から初冬まで繰り返し咲く!ゼラニウムで窓辺を飾ろう【多年草】
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光武俊子
鮮やかな花が早春から初冬まで繰り返し咲くゼラニウム。乾燥に強いので水やりの手間が少なく、ヨーロッパでは「窓辺を飾る花」として愛されてきました。多湿の環境を苦手にしますが、ハンギングバスケットなどで風通しよく育てて、長い開花期を満喫しませんか。
★春に咲く青い花8選★
【ガーデニング】春に咲く青い花8選 日当たり加減で選びたい!古くて新しい花に注目しよう!
ゼラニウムは常緑で開花期の長い多年草 多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。 四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。
原産地は南アフリカのケープ地方なので寒さにはやや弱いものの、多肉質の茎葉で乾燥に強い植物です。そのため、ヨーロッパでは窓辺を飾るウィンドウボックスや街角のハンギングバスケットで大人気。日本でも古くから親しまれてきました。
近年はペチュニアなどの普及で以前ほど見かけませんが、開花期が長く鮮やかな花色で遠くからでも目立ち、猛暑の夏に水やりの手間が省ける草花として見直したいものです。
きれいな葉っぱや香りを楽しめる種類も
ゼラニウムという呼び名はかつての分類の名残りで、現在はペラルゴニウム属に分類されています。もともとのペラルゴニウムは茎葉が多肉質ではなく、4~7月に咲く一季咲き 一季咲きとは、一年のうち特定の季節にのみ花を咲かせる植物のことを指します。特にバラにおいてよく使われる用語で、春から初夏にかけて一度だけ花を咲かせ、その後は葉の生長や株の充実に向かうタイプの品種を指します。これに対して、四季咲きの植物は年間を通じて複数回花を咲かせる特性があります。 四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。
ゼラニウムは赤、ピンク、白、黄色、オレンジ色などの鮮やかな小花を、茎の先端に球状に開花。一重のほかに八重咲き 八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。 品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。
また、アイビーに似た光沢のある葉が特徴の「アイビーゼラニウム」は、一般的なゼラニウムより小ぶりですが、茎が下垂してたわわに花を咲かせます。ハンギングバスケットなどで楽しみたい花。
一般的なゼラニウムより切れ込みの深い葉が香りをもち、ハーブとして利用されるのは「センテッドゼラニウム」です。さまざまな香りの葉はサラダやスイーツの飾り、ドリンクや砂糖漬け、ドライフラワーやポプリ、香油や虫よけとしても楽しめます。
バラの香りがするローズゼラニウム、ミントの香りがするペパーミントゼラニウム、リンゴの香りがして横に広がるアップルゼラニウム、レモンゼラニウムなどが出回ります。