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【初夏の快適インテリア】園芸研究家・吉谷桂子さんの暑さを避けながら植物とともに暮らすお宅を拝見!

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ゆうゆう編集部

光の美しさを楽しめるのが夏

日差しを避けながらも光を感じるインテリアに

「イギリスに暮らしていたとき、『クオリティ・オブ・ライト』という言葉を知りました。『今日は光がすごくきれいだね』『朝方の光がいいね』など、光の調子を楽しむことはとても大事。だから私も、夏は日差しや暑さを避けながら、光を感じていたいと思っています」

そこで取り入れたのがキッチンのレースカーテン。柄はウィリアム・モリスの「いちご泥棒」だ。

「『優れたガーデナーは、野鳥に想いを馳せるべし』というモリスの名言があります。その哲学を表現したかったので、この柄を選びました。レースのカーテンは外気温の遮断に役立つだけでなく、白いレースで室内を明るくすることができ、空間の色調が爽やかになります。また、通常の横開きカーテンではなく、上下に開け閉めをするシェードにしたので、少し開けると外の光や植物を感じられるのも気に入っています」

窓の外に並べたウインドーコンテナが外からの目隠しをしつつ、隙間からやさしい光を運んでくれる。

「念願だったモリスのレースカーテンをキッチンに」。光を受けて浮かび上がるツグミのシルエットが美しい。

小窓にステンドグラスを立てかけて。「光を通すので、絵を飾るのとは違う楽しさがあります」

テラスの木には巣箱を設置。「ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラなどがよく来ます。カーテンに描かれた鳥とテラスに来た鳥がダブルで見られる瞬間があって、嬉しくなります」

水を入れたガラスボトルが涼しげ。「朝方、太陽が当たるとキラキラしてすごくきれいなんです」

涼しい北の書斎を活用

リビングにも仕事机はあるが、南向きなので夏は暑い。

「私は暑さには弱いけれど、エアコンが苦手。だから夏は、涼しい北の書斎に避難します。太陽の光があまり入らないので、明るさを補うために壁紙は白ベースにゴールドのミツバチ柄の壁紙で、明るく温かい雰囲気にしました」

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