名書店員に聞く【おすすめの本】3選。ゲーム好きにもそうでない人にもためになる!エッセイ&コミック
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ゆうゆう編集部
全国各地の名書店の書店員さんに、おすすめの本を教えていただきました。第9回は広島県庄原市にある「ウィー東城店」。お店の魅力もたっぷり語っていただいています。
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ウィー東城店
人々のニーズに究極まで応える頼れる書店
広島県の山間部に、ひっきりなしに人が訪れる書店がある。「ウィー東城店」だ。本の横に雑貨、化粧品、さらには激辛唐辛子や食品などが並び、敷地内には美容室、パン屋さん、コインランドリーも併設されている。
「社長の佐藤が、街の人の困りごとにできる限り応えていったら、こうなったそうです」と話す店員の妹尾秀樹さん。実は妹尾さんも、ウィー東城店に助けられた一人だ。
「僕、中学3年間、不登校だったんですよ。これではまずいと思っても、どうしたらいいかわからない。そこで母が、『ウィーさんでアルバイトをさせてもらえないか』とお願いし、働くことになったんです」
最初は電話の受け答えもままならなかったが、徐々に接客にも慣れ、今では書籍を担当。棚やコーナーづくりも任されるようになった。
「人口の48%が65歳以上という、高齢化が進む街ですから、塗り絵や間違い探しなどの脳トレ本、生き方の指針になるような本のコーナーは人気ですね。社長は基本、NO!を言わない人で(笑)、挑戦することに寛大です。雑誌や定番の書籍もありますが、独断で棚一つ丸ごと使ってフェアをすることも。いつ来ても新鮮で、ちょっとした驚きを感じられる書棚を心がけています」
スマートフォンの使い方がわからない、ラジオが壊れたなど、日々いろんな困りごとがもち込まれてくる。
「電池の向きをひっくり返したら音が鳴ったとか(笑)、料金を頂かないケースもあります。それでも、よろず頼られるお店でありたい。それがお客さまと真摯に向き合い、ニーズに応えるということなんですよね。僕はまだまだ未熟ですが、『ウィー東城店に行けば何とかなる』と思ってもらい、笑顔でお帰りいただけるよう頑張っています」