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答えは「海猫」

「海猫」は、夏の季語です。
海猫（うみねこ）は、鷗（かもめ）の一種。
鳴き声が猫に似ているのが由来しているとか。

夏に見られる鷗はすべて海猫で、他の鷗は冬、北方から渡ってくる——と、歳時記にあります。

ちなみに、「海猫渡る」というのは、春の季語。
鷗の仲間の海猫が、北から繁殖のために渡ってくること、をいいます。

「海猫帰る」というのは、秋の季語。
産卵、子育てを終えた海猫が、南へ渡ること、をいいます。

渡り鳥の動きに季節の移ろいがあらわれていますね。


ほかにあげたものはすべて春の季語です。


「海女」は、春の季語。
海女（あま）は、磯開のあと、潜水して貝や海藻を採る女性のこと。


「海胆」は、春の季語。
海胆は「うに」と読みます。
海栗と書いても「うに」と読みます。
ちなみに、海胆を塩漬けにしたものを「雲丹（うに）」といいます。

「海雲」は、「もずく」と読みます。
海藻の一種。酢の物にしておいしいもずくも、春の季語です。



季語の解説は、『新版いちばんわかりやすい俳句歳時記 春夏』辻桃子・安部元気著（主婦の友社）を引用しています。

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