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答えは（　不整脈　）です。

出会ったころは、夫の顔を見ているだけで心がときめいたものです。
あれから40年‼️
今は、見るだけで（　不整脈　）です

会話がないからもめ事も起こらないのです

皆さまお元気ですか?　漫談界の大谷翔平、綾小路きみまろです。え? 大谷翔平とは似ても似つかないじゃないの、って?

そうはおっしゃいますけどね、若いころはこれでけっこういい男だったんですよ。奥さまだってご主人のこと、昔は「ステキ♡」と思ってらしたでしょ?　それがまあ、ねえ......。ダーリンと呼んでた夫、今ダラリン。出かけりゃ心配、帰ってきてガッカリ。ご主人だって思っています。ときめいた妻のにおいに今めまい。

連れ合いなんて、10年もすればつれないになるんです。でも、それこそが夫婦のあるべき姿。夫婦がうまくいくコツは、あまりしゃべらないことなのでございます。

あれ、それ、で事足りる。「あれ何だっけ」「それよ」なんて。「ウソ?」「ホント!」「信じられない!」で一日が終わっていく。最短距離の会話で通じるから、もめ事も起こらない。会話がないのは幸せな証拠なのです。

夫婦は上から読んでも下から読んでも「ふうふ」です。だから上下関係はありません。お互いに支え・支えられている。老いが進んだら、おーい、おーいと言い合って、いつ終わるとも知れない命を後生大事にかかえながら、末永く幸せに暮らしてください。

※この記事は『中高年のための　きみまろ式笑ドリル』綾小路きみまろ著（主婦の友社）の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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