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答えは（　溝　）です。

若いころは、恋に落ちたこともありました。
あれから40年‼️
今は、（　溝　）に落ちるようになりました

若者には決して味わえない変化を楽しめるのです

奥さま、毎朝鏡を見てため息をついていらっしゃいませんか?　なんだかシワが増えた、顔がふっくらしたみたい、これはまさかシミ? 　年月は誰にでも平等に過ぎるもので、ため息をついているのは奥さまだけではありません。

人間、年を重ねれば否応なく容姿は衰えます。必死に努力したって、あらがいきれるものじゃありません。イケメンと呼ばれたご主人は今や残念十人並み。そちらの奥さま、おなかにかかえていらっしゃるのは鏡餅ですか?

容姿を笑いものにするなと叱られそうですが、変化は嘆くより笑ったほうがいいんです。目尻もおっぱいも下がって、よだれやら鼻水やら、体じゅうの穴という穴がゆるむ。ついでに心もゆるませてやれば、余裕が生まれて笑いにつながります。シミはブローチ、たるみはネックレス。高いお金を出してアクセサリーを買う必要がありません。

昔はよかったといいますが、若いころはエネルギーにまかせて一直線に歩いていただけなんです。だけど、寄り道があるほうがおもしろいじゃないですか。湯ぶねにつかると、ふんわりゆるんで脱力しますよね。あの脱力感が最高。シャワーでサッとすませちゃう若者が知らない至福の時間を、中高年は楽しめるのです。

※この記事は『中高年のための　きみまろ式笑ドリル』綾小路きみまろ著（主婦の友社）の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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