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【玉ねぎ】の保存方法。知ってる? 切っても涙が出ない保存のコツ

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沼津りえ

保存性が高く、どんなメニューにも重宝する玉ねぎ。安いときにたくさん買ってストックしておきたいですね。料理研究家の沼津りえさんに、おいしさをキープする保存方法を教わりましょう。玉ねぎの主な栄養素は糖類で、じっくり加熱すると辛みがとんで甘みが引き立ちます。うまみ成分のアミノ酸も多く含み、料理のだしのような役割も!

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常温保存

常温で保存する場合は冷暗所で。保存期間の目安は1カ月です。

冷蔵保存

皮つきのままポリ袋に入れ、冷蔵庫へ。皮ごと冷蔵することで栄養価がキープできます。いため物に使用すると、すぐにあめ色に変化して甘みが増すので、カレーなどに使うのがおすすめ。

皮つきのまままるごと冷蔵する場合は、保存期間は10日間が目安です。

玉ねぎを天日干しした場合は、保存期間は冷蔵で1カ月です。

冷凍保存

冷蔵の場合と同様に、皮つきのままポリ袋に入れて冷凍します。

皮つきまるごとで冷凍する場合は、保存期間は1カ月が目安です。

くし形切り、薄切り、みじん切りなど用途に合わせてカットして冷凍するのも可。

解凍方法

冷凍の玉ねぎは、切りやすく、涙も出ず扱いやすいのが特徴です。皮をむいて、水に30秒〜1分つけます。皮をむかずに水につけると、皮がべちゃべちゃになり、むきにくくなるので注意を。

繊維を断つように切っていためて

切り方によって甘みがUP!

繊維を断ち切るように薄切りにして冷凍すると、甘みが増します。フライパンで油を引かずにいためると、すぐにあめ色になり、トロトロに。甘みも強くなり、おいしさもアップ。油でいためないぶん、カロリーもダウン。スープやハンバーグのタネ、ハヤシライス、シチューなどのコク出しに大活躍します。

皮のおいしい食べ方

玉ねぎのスープを作るときなど、皮でだしをとるとおいしくなります。皮でだしをとったスープは離乳食スタート時にもおすすめです。

冷凍玉ねぎで、まるごとサラダ

材料と作り方(2人分)
①冷凍玉ねぎ1個の皮をむいて、ラップで包み、電子レンジで6〜7分加熱する。少しやわらかくなったら、6等分に切り込みを入れる。
②器に玉ねぎを盛り、缶汁をきったツナ缶1/2缶、マヨネーズ大さじ1と1/2、みじん切りのピクルス適量、塩・こしょう各少々をまぜ合わせたソースを中心にのせ、ドライパセリ適量を散らす。


※この記事は『食材保存大全』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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