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東京と葉山の2拠点生活「目指したのは誰もがすっと入れる”オープンな家”」【江波戸玲子さん】宅を拝見[前編]

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ゆうゆう編集部

近年、新しいライフスタイルとして注目を集めているのが、2つのエリアに生活の場をもつ「2拠点生活」。実際はどんな暮らしぶりなのか、2拠点生活のメリットは? 18年前に憧れの暮らしをかなえた江波戸玲子さんの神奈川・葉山の住まいを訪ねました。

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お話を伺ったのは
江波戸玲子さん PONNALET主宰

えばと・れいこ●国際線のキャビンアテンダントを経て結婚。
友人と3人でアパレルブランドを立ち上げた後、ラオスやカンボジアの手織り布からオリジナルの着尺や帯などをデザインする「PONNALET(ポンナレット)」を主宰。
2006年にアトリエ兼住居「PONNALET葉山の家」を建て、東京と葉山で2拠点生活を送っている。

いつか葉山に住みたい。そんな憧れを現実に

海と富士山を望む神奈川・葉山の高台に佇む瀟洒な一軒家。ここは、ラオスやカンボジアの手織り布を使ったオリジナルの反物や帯などを手がける江波戸玲子さんのアトリエ兼住まい。この家と東京の自宅を行き来し、2拠点生活を送っている。

「最初から2拠点生活がしたかったわけではありません。以前の仕事仲間が暮らす葉山をときどき訪れるようになり、あるときお祭りに参加したら、街中の人が集まって飲んだり歌ったり踊ったり、あまりにも楽しくて。『いつかここに住みたい』と思ったのがきっかけでした」

その思いを実現するべく、2004年から土地探しを開始。

「不動産会社で土地の開発に携わっていた父と建築好きな母と3人でドライブしながら、いろいろな場所を見て回りました」

室内と庭が心地よくつながるフルオープンの窓

ダイニングの上部は吹き抜けの開放的な空間。窓の外には緑あふれる庭が広がる。「ここの窓は全部引き込み式。引き戸を戸袋に収めると完全にオープンになるので、本当に気持ちがいいんです」

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