記事ランキング マンガ 連載・特集

年金繰り上げ・繰り下げで損しない選択を。意外な注意点と最適な受給の年齢を徹底解説!

公開日

更新日

横山 光昭

定年が近づき「この先どうなるのか」とお金の不安を抱き始めた方は必見! 家計再生コンサルタントとして2万4,000件以上の相談を担ってきた横山光昭さんの話題の新刊『定年後のお金が心配になったら 知りたいことが全部のってる本』より、一部抜粋してお届けします。第5回は、年金の繰り上げ・繰り下げ受給について。

▼第4回はコチラ▼

>>定年間近で「個人年金保険に加入すべき?」専門家が教えるまさかのメリット・デメリット

年金受給は 60 歳から「繰り上げ」、75 歳までに「繰り下げ」できる

受給開始は 60〜75歳の間で選べる

年金は希望すれば、1カ月単位で「繰り上げ」て60歳から受け取ったり、65歳以降75歳まで「繰り下げ」て受け取れます。ただし、受け取る年齢で支給額は変わります。65歳から、1カ月繰り上げるごとに支給額は0・4%減額され、60歳では24%減に。逆に、1カ月繰り下げるごとに支給額は0・7%増額され、75歳で受け取ると42%ふえます。

数字上の損得だけでいえば、60歳でもらい始めた場合は80歳10カ月より長く生きると損、70歳から受給する場合は81歳11カ月以上、75歳から受給する場合は86歳11カ月以上、それぞれ長く生きるとトクになります。

どんな暮らしがしたいかも視野に

とはいえ、人生は金額の損得だけでは決められません。そのときの経済状況や健康状況で、年金が必要なら繰り上げる、もらわなくても暮らせるなら繰り下げる、のが基本。加えて、「60代の元気なうちにもらって楽しみたい」「60代は働くから70代から」など、老後の過ごし方も考慮して選択を。

なお、繰り上げは、一度決めたら変更できません。また、繰り下げは国民年金と厚生年金のどちらか一方だけでもできますが、繰り上げは両方セットになります。

【注意!】繰り上げ・繰り下げの注意点を知っておこう

繰り上げ期間中は、国民年金に任意加入できません。また、障害を負ったり、配偶者が亡くなっても、障害基礎年金、寡婦年金は出ません。一方、厚生年金を繰り下げると加給年金がもらえません。繰り下げで年金がふえると、税金・社会保険料がふえる可能性も。

65歳で受給する場合とくらべてみよう

画面トップへ移動