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【ガーデニング】晩春まで長く楽しむ草花10選 本格的な寒さの前に植えよう!

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光武俊子

色とりどりの花が春を先取り【プリムラ・ポリアンサ(ジュリアン)】

開花期:11~4月
草丈10~20㎝

ヨーロッパ原産の多年草プリムラ・ブルガリスなどから育成されたポリアンサ(小さめをジュリアンと呼び分けることも)の園芸品種が多彩に出回ります。バリエーション豊かな花色、バラのような八重咲きや花弁に縁取りの入るタイプなどが人気です。上手に夏越しできると翌秋も開花。

花より手間なくゴージャスな【ハボタン】

観賞期:11~4月
草丈:10~80㎝

キャベツの仲間ケールから誕生。江戸時代から園芸植物として盛んに改良され、直径30㎝以上の大株、紫や白の葉色、切れ葉やフリルなどが競われました。近年は花に見立てたコンパクトなタイプを「冬のバラ」などとアピールしています。春にはトウが立ってアブラナ科らしい花が開花。

多くの品種の開花期をつないで【スイセン】

開花期:12~4月
草丈:15~50㎝

最初に咲き出すのは房咲きのニホンズイセンでしょうか。春を先取りするような甘い香りです。年明けには原種系でペチコートのような花形のバルボコディウムが開花。1万を超すという品種から花期の異なる花を組み合わせると、春までずっと楽しめます。植えっぱなしでも毎年咲く球根植物です。

バルボコディウム

日脚の短い季節に温もりを届ける【カレンデュラ(キンセンカ)】

開花期:12~5月
草丈:10~40㎝

かつては3~6月に咲く一年草として親しまれていたカレンデュラですが、近年はアルベンシスという多年草タイプから寒さに強い‘冬知らず’という園芸品種が登場! やや小ぶりの花ですが、こぼれダネからも芽を出すたくましさ。明るい花色が春を感じさせます。

こんもり広がるグラウンドカバー【スイートアリッサム】

開花期:周年(多年草)、真夏と真冬以外(一年草)
草丈〈株張り〉:10~30㎝

ごく小さな花を半球状に集めて咲き、株が這うように広がります。一年草のタイプは真冬に花が止まりますが、多年草タイプは強い霜や寒風が避けられれば周年開花。春にはこんもりと株を茂らせ、グラウンドカバーにも利用できます。葉に白い縁取りの入る品種やピンク系の花色も。 

本格的な寒さの前に植えつけよう!

いつまでも気温が高く、その後は急に寒くなってしまった今年。快適なガーデニングシーズンを短く感じた方が多いと思います。それでも、本格的な寒さが訪れるのは年末年始ころから。春まで長く楽しむ花は、それまでに植えつけいたしましょう。

本格的な寒さの前に植えつけ、根をしっかり張らせておくと冬の寒さにも強く、春には株が大きく育ってたくさん花が咲きます。球根はお正月すぎに植えても春の花は咲きますが、年内に根を張らせておくことで来年もまた咲く可能性が高くなります。

殺風景になりがちな冬の庭やベランダで、長く咲き続けてくれる草花はありがたいものです。慌ただしくなる年末前に、お気に入りの花を見つけて植えつけましょう。

寄せ植えで楽しむスイセン‘ティタ・テイト’

パンジー&ビオラと楽しむガーデンシクラメン

※2023年11月29日に配信した記事を再編集しています。

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