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【リビングのついで掃除】大がかりな大掃除が不要になる毎日の習慣とは?

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ゆうゆう編集部

忙しくて時間がない、体力的に大掃除がつらい……。そんな人におすすめなのが、「ついで掃除」。汚れがたまらないから毎日の掃除がラク&大がかりな大掃除も不要と、いいことずくめの掃除術をご紹介します。

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PROFILE
クリンネスト1級、整理収納コンサルタント
井上めぐみさん


いのうえ・めぐみ●家事スペシャリスト。2013年に大手家事代行会社のスタッフとなり、家事代行サービスに従事。同社で、あらゆる家事を最高品質で行うプランを担当する他、スタッフの研修なども行っている。著書に『「ついで掃除」できれいが続く』(婦人之友社)。

「使ったらその場で汚れを落とす」を習慣にすれば「自然ときれいが続く」家に

掃除のプロとして活躍しながらも、仕事や子育てで時間がなく、自宅の掃除がおざなりになってしまったこともあるという井上めぐみさん。そんな井上さんがたどり着いたのが、毎日の「ついで掃除」だ。

「キッチンや階段、トイレなど、その場所を使う『ついで』に、汚れをふいたり、ハタキをかけたり。ため込んだ汚れは落とすのが大変ですが、ついたばかりの汚れは簡単に落とすことができるんです。汚れはためないことが最も大切。その一番の近道が、ついで掃除というわけです」

「使ったらすぐに汚れを落とす」のがついで掃除の基本だが、習慣化するコツはあるのだろうか。

「まず、掃除道具はその道具を使う場所に置くこと。道具を取りに行く手間が省けるだけで、掃除のハードルがグンと下がります。ついで掃除を行うタイミングを見つけることも大切です。

わずか1~2分とはいえ、続けやすいタイミングはその人の生活パターンによって異なるはず。いくつか試してみて、自分に合ったタイミングを見つけてくださいね。そうすれば、ついで掃除が習慣化されます。ラクにきれいが続くようになりますよ」

「ついで掃除」の基本の道具

掃除は汚れの性質に合った洗剤選びがとても大切。

「油汚れにはアルカリ性、水あかには酸性の洗剤と覚えておくと、洗剤選びがラクになります」

重曹粉・重曹水・重曹石けん泡スプレー

アルカリ性の重曹は、油汚れに効果的。重曹粉はクレンザー効果があるので、汚れに直接振りかけて使用する。茶渋にも。

重曹水は200㎖の水に、小さじ1と½の重曹をとかして使う。キッチンなどのついで掃除に手軽に使える。

重曹石けん泡スプレーは石けんと重曹のダブル効果で、特に水まわりの手強い皮脂汚れや油汚れを落とすのに便利。

暮らしの重曹せっけん泡スプレー 280ml 330円/ミヨシ石鹸☎0120-551-740

クエン酸水

酸の力で水あかや尿石をとかし、ニオイのもととなるアンモニアを中和する。200㎖の水に、小さじ1のクエン酸をとかして使う。

セスキ水

ねっとりとした油汚れには、重曹よりもアルカリ度数が高いセスキ水を。200㎖の水に小さじ½のセスキ炭酸ソーダをとかして使う。

タオル

吸水性の高い綿素材のタオルは、水ぶきや仕上げぶきに最適。窓や鏡の掃除には、ふいた後に毛羽が残りにくいパイル地のものが◎。

古布

古タオルや着古したTシャツを使いやすい大きさに切って、使い捨ての雑巾に。ホコリや油汚れのふき取りに使えば、洗う手間もなし。

スポンジ

キッチンや浴室掃除に欠かせないスポンジは、研磨剤入りと研磨剤なしの2種類あると便利。研磨剤入りは、こげやしつこい汚れに。

歯ブラシ

古い歯ブラシは、蛇口の根元など、手が届きにくい部分のこすり洗い用として再利用。ヘッドは大きいほうが、掃除には向いている。

ハタキ

照明やテレビなどのホコリ落としには、ハタキが大活躍。天然毛のものなら静電気が起きず、ハタキに汚れがつかないので扱いやすい。

井上さんは、レデッカー社のオーストリッチ(ダチョウ)のハタキを愛用。

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