「金運に恵まれる人の家」その共通点。【心と体の整う寝室】ともう1つの場所は?
2026年に向けて、一級建築士・八納啓創さんが提唱するテーマは「自分をどこまでご機嫌にできるか」だ。特に女性がご機嫌でいることの重要性を説く八納さんに、具体的な金運アップの方法を聞いた。お金をかけずにできる実践的なテクニックから、なぜ寝室と玄関が重要なのかまで、すぐに試せる開運法を詳しく紹介する。
PROFILE
八納啓創さん・一級建築士
やのう・けいぞう●1970年兵庫県生まれ。G proportion アーキテクツ代表。これまで130軒近くの家を設計。YouTubeで運営する「幸運すまいチャンネル」はチャンネル登録者数26万人と大人気。著書に『一生お金に恵まれる家の秘密 金運ハウス』(KADOKAWA)がある。
女性のご機嫌が家族全体の運気を決める
八納さんが強調するのは、特に女性が機嫌よく家で過ごすことの重要性だ。これは単なる快適性の話ではなく、家族全体の運気に直結する重大な要素だという。
「女性の気持ちがご機嫌でいる家は、家族全員が幸せになりやすいです。だけど、女性の気分が沈んでいる家は、誰かが盛り上げようとしても盛り上がりません。金運にどんどん恵まれていって幸せに成功していった人たちにインタビューすると、口を揃えて『妻のご機嫌が良くなる家に住まないと意味がない』と言います」
しかし、50代60代の女性の多くは「私さえ我慢すればいい」という観念で育っているため、自分がご機嫌でいることに罪悪感を感じてしまうという。
「それが実は一番自分に呪いをかけているということに気づいてもらいたいんです。私が機嫌がいい状態が、実はめちゃくちゃ大切だと思ってほしいです。機嫌が悪いことが、逆に迷惑をかけているって思ってほしいんです」
寝室は人生の充電基地、質の高い睡眠が金運の土台
金運に恵まれた人に共通するのは、寝室へのこだわりだと八納さんは指摘する。特に事業や経営で成功した人ほど、寝室を重視している傾向があるという。
「幸せを実感できるのは健康な身体があってこそです。どんなにお金の巡りが良くても、自分が不健康だったら幸せは感じられません。質の高い睡眠が取れるかということが、起きている時のパフォーマンスに直結します。起きている時のパフォーマンスが高い人ほど、運は上がりやすいんです」
現在の日本人の平均睡眠時間は6時間から6時間半程度で、これは他の先進国と比べて1時間以上短いという。
「こういう短眠のような生活をしていると、ずっと二日酔いが続いているぐらいぼーっとした状態で生きることになってしまいます。だからこそ、寝室をどこまできちんと整えて健康体を保つかが重要なんです」
具体的な睡眠の質向上法として、八納さんは以下の3点を挙げる。
まず湿度と室温の調整。エアコンで寝室の湿度を40%から60%に調節し、その上で気温を適温に設定する。これを朝まで保つことで熟睡できるという。
次に光の調整。遮光カーテンで室内を暗くし、朝日で目覚められるようにする。薄手のカーテンで寝ると必ず寝不足になるため、厚手のカーテンでしっかり光を遮断することが重要だ。
最後に寝具を整える。冬は布団乾燥機を使って温かくふかふかの布団に、夏はエアコンで調節した空気をサーキュレーターで回すことを推奨している。
