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日陰でもガーデニングを諦めない!植物を育てる大事な【日照条件】早わかりガイド

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光武俊子

植物が育つために必要なのは、水・空気・適切な温度・養分と「光」です。光がないと、植物は光合成によってエネルギーがつくれません。植物ごとに必要な光の強さは異なるため、ふさわしい明るさで育てて花をたくさん咲かせ、植物を生き生きと育てましょう。

日照時間によって育てられる植物を選ぼう

植物は根から吸い上げた水を光で分解し、デンプンをつくってエネルギーとしています。そのため一般に植物の成長には、野菜や草花なら1日6時間以上の直射日光が、観葉植物でも1日3~4時間の直射日光やレースのカーテン越しの光が必要とされます。

同じ野菜でも、トマトやキュウリのような果菜はレタスのような葉菜に比べて、多くの日照が必要です。ヒマワリや多肉植物なども、ギボウシや観葉植物やシダなどに比べると日なたを好みます。店頭に並ぶ植物のラベルや園芸書、ネットの通販サイトには、植物ごとに適した日照条件が書いてあるので確認しましょう。

また、同じ日照でも、光合成が活発に行われる午前中の光はとくに大切です。逆に午後の西日や夏の強光線は、葉焼けなどを起こしやすいため、遮光が必要になることもあります。西向きのベランダや北向きの庭など、自宅の環境によって育てやすい植物をセレクトしましょう。

日陰でもガーデニングを諦めない!植物を育てる大事な【日照条件】早わかりガイド(画像2)

日当たりのよい南向きの庭で育つサボテンや多肉植物

日陰でもガーデニングを諦めない!植物を育てる大事な【日照条件】早わかりガイド(画像3)

木漏れ日の当たる半日陰の庭で育つギボウシやシダ類など

日陰だからといって諦めないで

自宅の環境によって育てやすかったり育てにくい植物があるのは事実ですが、「うちの庭は日陰だから」といって植物が全く育てられないということはありません。日照条件は、日なた・半日陰・明るい日陰・日陰に分類されます。まず自分の庭やベランダがどの条件か確認してください。

日なた:直射日光が1日6時間以上当たる場所
半日陰:日中2~3時間は直射日光が当たる場所
明るい日陰:直射日光は当たらないけれど、周囲が開けて明るかったり壁の反射光や木漏れ日が当たる場所
日陰:上記に当てはまらない場所ですが、植物を育てるためのさまざまな工夫を次に紹介します。

半日陰~明るい日陰では、バラでも耐陰性の高い品種(マダム・アルフレッド・キャリエールやラレーヌ・ビクトリアなど)を選べば育てられます。ほかにも、インパチエンスやベゴニア・センパフローレンス、ビオラやアネモネ、トレニアやペンタスなど、育つものは多いです。

日陰でもガーデニングを諦めない!植物を育てる大事な【日照条件】早わかりガイド(画像4)

大きな木の木蔭で咲く花々

日陰でもガーデニングを諦めない!植物を育てる大事な【日照条件】早わかりガイド(画像5)

路地の反射光で明るい日陰に咲くゼラニウムやペチュニア

レイズドベッドとは、木枠やブロックなどで囲って、地面より高く土を盛った花壇のことです。水はけがよく、土の管理がしやすいため、植物の育ちもよくなります。高さがあるため、ひざまずかなくても作業ができるところもメリットです。

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長日植物とは、日照時間が一定時間より長くなると花芽を形成する植物を指します。​具体的には、夜の時間が短くなることで開花が促進されます。​ペチュニアやカーネーション、アブラナなどが代表的な長日植物です。

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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短日植物とは、日照時間が一定時間より短くなると花芽を形成する植物を指します。​具体的には、夜の時間が長くなることで開花が促進されます。​アサガオやポインセチア、コスモスなどが代表的な短日植物です。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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葉焼けとは、植物の葉が強い日差しや高温、乾燥によるストレスで変色したり、茶色く枯れたような状態になったりする現象を指します。夏の直射日光やエアコンの風が原因になることが多く、特に真夏のガーデニングでは注意が必要です。葉焼けを防ぐためには、遮光ネットや葉水で葉を守る対策がおすすめです。また、植える場所や時間帯を考慮して、直射日光が当たりすぎない環境を整えましょう。一度葉焼けしてしまった葉は元の緑色には戻らないため、見つけ次第、枯れた葉を取り除くことも忘れずに。

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腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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遮光とは、強い日差しを遮ることで植物に与える光の量を調整し、生育環境を整えるための管理方法を指します。夏の高温期には直射日光によって葉焼けが起きたり、土の乾燥が進むこともあるため、遮光ネットなどを使って適度に日差しを和らげることが効果的です。ガーデニングでは特に日陰を好む植物や、タネまき・挿し木をしたばかりのデリケートな苗の保護に使われ、気温と湿度のバランスをとる重要な作業です。

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花芽とは、植物が開花の準備を始めるために形成される芽のことです。この芽は、茎や枝の先端、葉のつけ根などに現れる場合が多く、やがて美しい花を咲かせる基となります。ガーデニングでは、花芽の確認は植物が元気に育っているサインともいえます。特定の植物は、剪定や施肥のタイミングを工夫することで花芽の形成を促進できます。そのため、花芽の状態を観察することは、美しい庭づくりの重要なポイントとなるでしょう。

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堆肥とは、落ち葉や草、野菜くずなどの植物性廃棄物や動物のふん尿などを発酵・分解させて作られる有機質肥料の一種です。土壌の改良や植物の育成を助ける役割があり、ガーデニングでは土の栄養補給やふかふかな土壌づくりに欠かせません。自家製の堆肥を作ることで廃棄物の再利用が可能になり、環境にも優しい方法として注目されています。発酵の過程で微生物が活躍するため、適度な湿度と空気の供給を保つことが重要です。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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