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51歳で離婚して葉山の古民家へ。桐野恵美さんが選んだ平屋の「小さい暮らし」再スタートの整え方

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ゆうゆう編集部

人生の後半戦、“自分サイズ”を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。今回、登場いただくのは、ecru主宰の桐野恵美さん。「自分の人生を生きよう」と51歳で離婚。神奈川県葉山町の小さな古民家で心地よさを選びとる毎日を送っています。

Profile

桐野恵美さん(ecru主宰)

●1967年千葉県生まれ。大学卒業後、ホテル勤務を経て結婚。実父を見送り実家じまいをしたのちに、千葉県から神奈川県葉山町へ移り住む。2018年に離婚。現在は料理やヨガなどのワークショップをディレクションしている。
インスタグラムは@ecru.lifewiththeseasons

「お店ができそう」と即決した住まいで再出発

「住まいも、仕事も、人間関係も、すべて一からの再スタートでした。結婚生活を続けていたら今の暮らしは当然なかったですし、そこまで頑張らなかったかも。金銭面などで大変なことはありましたが、後悔はまったくありません」

51歳での離婚という転機を、そんなふうに話してくれた桐野恵美さん。現在暮らしているのは神奈川県の葉山エリア。結婚当時、高速道路をドライブ中にパッと広がった緑豊かな景色にひかれ、縁もゆかりもなかったこの地へ移り住んだ。夫と暮らしていた家を出ると決めたときも、葉山を離れるという選択肢はなかったとか。

「御用邸の裏にある『小磯の鼻』という景勝地が大好きで。離婚のタイミングで本籍地をそこに移したくらいなんです(笑)」

千葉県で生まれ育った桐野さん。アメリカの大学に進学したのち、語学力を生かして日本の高級ホテルに就職した。34歳で結婚するが、年齢を重ねるにつれ、「妻という役割の中で生きること」や「自分を表現する機会がないこと」に違和感をもつように。

「新たな一歩を踏み出すラストチャンスだと思い、『離婚したい』と夫に伝えました。多少はもめたのですが、受け入れてくれたことには感謝しています。今は良好な関係で、彼が愛猫を残して留守にするときは、アルバイトでペットシッターをしに行くこともあるんですよ」

アメリカでの大学時代、桐野さんは住居学科に在籍。以前からインテリアが好きで、再スタートを機に、暮らしまわりの品々を扱うお店を開きたいという思いがあった。ひとり暮らしの準備中に出合ったのが、現在の平屋の住まい。

「2間続きの和室を見て、ここにテーブルを置いて……と、この家でお店を開くイメージがわいたんですよね。即決でした」

桐野さんが暮らす昭和48年築の平屋の住まい。家賃は予算オーバーだったものの、海とバス停が近いことも決め手に。間取りは6畳の2部屋、4.5畳の1部屋と水まわり。

インテリアに使う色は抑えて、植物の緑を差し色に。

必要なものがすぐ手にとれる台所。調理家電はシルバー中心にして、色があふれないようにしている。すぐ隣は寝室。真冬は廊下側の扉を閉め切り、この2部屋だけで過ごせるのが、暖房効率の面で便利だとか。

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