向日性(こうじつせい)
向日性とは、植物が太陽の方向に向かって生長する性質を指します。英語では「ヘリオトロピズム」とも呼ばれ、若いヒマワリが日中太陽を追うように動くのはその代表例です。この動きは光を効率よく取り入れるためのしくみで、葉や茎の生長を促進する役割を果たしています。成熟したヒマワリの花は東を向いたままになるなど、生長段階によって向日性のあらわれ方も異なります。日照を重視する植物の栽培では、この性質を意識した植え方や支柱の設置が効果的です。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
根出葉
根出葉とは、植物の茎の基部や根元から直接伸びているように見える葉のことで、実際には根から直接ではなく、短い茎についています。一般的な茎葉に比べて地表近...
-
広葉樹
広葉樹とは、針葉樹に対して、幅の広い葉を持つ樹木の総称です。カエデ、サクラ、ケヤキ、ナラなどが代表で、多くは落葉性ですが、常緑のものもあります。落葉性...
-
新苗
新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。
-
化粧砂
化粧砂とは、鉢植えの表面に敷いて見た目を整えるための白や黒、赤などの小粒砂利のことです。観賞価値を高めるだけでなく、土の表面を乾燥から守り、コケの発生...
-
グラウンドカバー
グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観...
-
魚かす
魚かすとは、魚の加工残渣を乾燥・粉砕した有機質肥料で、窒素やリン酸を豊富に含んでいるのが特徴です。植物の生育初期に必要な栄養素を供給するため、特に葉物...
