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園芸用語集

【か】

開花(かいか)

開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥...

カイガラムシ

カイガラムシとは、観葉植物や庭木に被害を及ぼす体長数ミリの小型害虫で、成熟すると殻のような硬い体をもち、葉や茎に付着して植物の汁を吸い取ります。排泄物がすす病の原因...

塊根(かいこん)

塊根とは、根が肥大してでんぷんなどの栄養を蓄える器官で、ダリアやサツマイモなどに見られます。塊茎とは異なり、こちらは根が変化したもので、通常は節や芽がなく、発芽する...

返り咲き(かえりざき)

返り咲きとは、通常の花期を過ぎた後、再び花を咲かせる現象で、おもに気温の変動や剪定のタイミング、肥料や水分条件が影響します。バラやアジサイなどで見られ、特に温暖な秋...

花冠(かかん)

花冠とは、萼の内側にあって雄しべや雌しべを取り囲んで守っている花弁の集まりのことです。バラのように花弁が1枚ずつ分かれる離弁花と、アサガオのように花弁が一体化している...

花芽分化(かがぶんか、はなめぶんか)

花芽分化とは、植物の生長点が葉や茎をつくる働きから、花を咲かせる器官へと転換される過程を指し、花の準備段階として非常に重要です。この時期には温度や日長、栄養バランス...

花卉(かき)

花卉とは、観賞を目的として栽培される草花全般を指す用語で、切り花、鉢花、花壇用の草花などが含まれます。園芸においては農作物とは区別され、四季折々の花を楽しむ文化や産...

隔年結果(かくねんけっか)

隔年結果とは、ある年にはよく実をつけるが、翌年にはほとんど実をつけないという果樹の生理的な性質のことで、特にミカンやカキなどで見られます。この現象は前年の豊作によっ...

花芯(かしん)

花芯とは、花の中心部分に位置し、雄しべや雌しべなどの生殖器官が集まる領域を指す言葉です。特に観賞価値の高い花では、この部分の色彩や形が印象を左右します。ダリアやバラ...

果実(かじつ)

果実とは、花が受粉・受精した後に子房などの部分が変化してできる構造で、植物が種子を守りながら分布させるための重要な器官です。トマトやリンゴのように肉厚で食用になる果...

果樹(かじゅ)

果樹とは、果実を食用とするために栽培される木本および草本植物の総称で、リンゴ、モモ、カキ、ブドウなどが含まれます。果樹は年々生長しながら果実をつけるため、剪定や肥培...

花序(かじょ)

花序とは、複数の花が一定のパターンで並んだ構造を指し、植物の種類によって総状花序、円錐花序、頭状花序など多様なタイプがあります。例えばスズランのように一方向に並ぶも...

花穂(かすい)

花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的に...

化成肥料(かせいひりょう)

化成肥料とは、チッ素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)などの成分を人工的に化学合成して配合した肥料で、植物の生長をバランスよく促進する目的で用いられます。多くは粒状ま...

鹿沼土(かぬまつち)

鹿沼土とは、栃木県鹿沼市周辺で産出される火山性の軽石土です。黄褐色で粒状の形をしており、通気性と排水性に優れています。おもに山野草、盆栽、サツキ、ランなどの栽培に使...

花粉(かふん)

花粉とは、雄しべの先端にある葯(やく)から出される微細な粒子で、授粉や交配に関わる非常に重要な要素です。風や昆虫などによって運ばれ、雌しべの柱頭につくことで受精が始...

株(かぶ)

株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大...

株立ち(かぶだち)

株立ちとは、一本の太い幹ではなく、根元から複数の幹が立ち上がる樹形を指します。自然な風合いが魅力で、雑木風の庭づくりに向いており、庭木としても人気です。代表的な植物...

株間(かぶま)

株間とは、苗や植物同士を植え付ける際に確保すべき適切な間隔のことです。風通しや日当たりを良好に保ち、病害虫の予防や根の伸長スペース確保にもつながります。例えばレタス...

株元(かぶもと)

株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、...

株分け(かぶわけ)

株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、...

花柄(かへい)

花柄とは、ひとつの花を支える細い茎のような部分で、葉や茎と花をつなぐ役割を果たします。特に切り花にする際にはこの部分の長さや太さが重要で、花全体のバランスや飾りやす...

花弁(かべん)

花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴...

花房(かぼう、はなふさ)

花房とは、ひとつの枝や茎先端に複数の花が咲く花の集まりのこと。ブドウの房のようにまとまって咲く様子から名付けられました。アジサイやスイートアリッサム、藤などで見られ...

花木(かぼく)

花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽し...

花蕾(からい)

花蕾とは、まだ開花していない状態の蕾を指し、花になる直前の発達段階にあります。この時期の管理が開花の成否を分けることもあり、肥料の与え方や水やり、温度調節がとても重...

カラーリーフプランツ

カラーリーフプランツとは、葉に美しい色彩や模様がある植物の総称で、花が咲かない時期でも庭や鉢植えに彩りを与えてくれる存在です。コリウスやヒューケラ、ハツユキカズラな...

カリ

カリとは、カリウムの略称で、植物にとって三大栄養素(チッ素・リン酸・カリ)の一つです。特に根の発達や病害虫への抵抗性を高め、果実の糖度や花の色づきをよくする働きがあ...

仮植え(かりうえ)

仮植えとは、本来の植えつけ場所とは異なる場所に一時的に苗や挿し木を植える作業のことで、苗の準備期間や根の発達を促す目的で行われます。例えば挿し木後の苗をいったん鉢や...

川砂(かわずな)

川砂とは、河川で自然に生成された角のとれた細かい砂のことで、土壌改良や挿し木用土、排水性を高める基本用土として広く用いられています。特に水はけのよさが特徴で、根腐れ...

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)

緩効性肥料とは、肥料成分がゆっくりと土壌中に溶け出し、長期間にわたって植物に栄養を供給するタイプの肥料です。追肥、元肥のいずれにも使用され、施肥の手間を減らすことが...

寒肥(かんごえ)

寒肥とは、冬の休眠期間中の果樹や庭木に与える肥料で、春の生育期に備えて栄養分を蓄える目的で施されます。有機質肥料を中心に土中に埋め込む方法が一般的です。花つきや実つ...

完熟堆肥(かんじゅくたいひ)

完熟堆肥とは、植物や動物の有機物が十分に分解されてきた堆肥のことを指します。微生物の働きによって分解が進み、肥料としての効果が高まると同時に、植物に害を及ぼすアンモ...

灌水(かんすい)

灌水とは、植物に水を与える作業全般を指し、単なる「水やり」よりも体系的な管理を含む用語です。例えば時間帯、量、頻度、方法(ジョウロ、点滴灌水、スプリンクラーなど)を...

灌木(かんぼく)

灌木とは、高さがあまり高くならない低木類のことで、一般的には、主幹と枝の区別がはっきりしない、3メートル以下の木本植物を指します。ドウダンツツジやアジサイ、サツキなど...

観葉植物(かんようしょくぶつ)

観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があり...

寒冷紗(かんれいしゃ)

寒冷紗とは、綿や化学繊維でできた目の粗い布で、植物を日差しや霜、害虫から守るために使います。目の粗さや色の違いで、遮光率が変わります。

寒冷地(かんれいち)

寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが...

【き】

帰化植物(きかしょくぶつ)

帰化植物とは、もともと海外から導入されたり侵入した植物が、栽培種としてではなく自然界で定着し、自生するようになった(野生化した)ものを指します。ハルジオンやセイタカ...

気孔(きこう)

気孔とは、植物の葉や茎にある小さな開口部で、おもに水蒸気の蒸散や二酸化炭素の取り込みを担う重要な器官です。気孔は植物の呼吸や光合成、そして水分調節に不可欠で、環境条...

気根(きこん)

気根とは、地上部から発生して空気中に伸びる根のことで、熱帯植物や湿地性植物によく見られます。例えば、モンステラやポトスなどの観葉植物、クワズイモやガジュマルなどは代...

木子(きご)

木子とは、ユリ科やアヤメ科の植物などに見られる、茎の周囲にできる小さな球状の鱗茎を指します。親球の周囲に発生するため「子球」とも呼ばれ、これを育てることで親と同じ性...

寄生植物(きせいしょくぶつ)

寄生植物とは、自らは光合成を行わず、他の植物の体内に根を伸ばして養分や水分を吸収して生育する植物のことを指します。ヤドリギやナンバンギセル、ツチトリモチなどが代表例...

木立ち性(きだちせい、こだちせい)

木立ち性とは、草本でも自ら茎を伸ばして支えがなくとも直立して育つ性質のことを指します。例えば、ベゴニアやクレマチスなどには木立ち性の品種があり、鉢植えでも立体感ある...

キッチンガーデン

キッチンガーデンとは、自宅の庭やベランダなどで野菜やハーブ、果物などを育て、食卓に生かす実用的かつ楽しさのあるガーデニングスタイルです。近年では家庭菜園として注目さ...

客土(きゃくど)

客土とは、もともとの土壌の性質を改良するために、別の場所から持ってきた土を加える作業のことです。ガーデニングでは、排水性や保水性、肥沃度などを補う目的で使われること...

球根(きゅうこん)

球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植え...

休眠(きゅうみん)

休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上...

休眠芽(きゅうみんが)

休眠芽とは、生長を停止した状態で茎や根に潜んでいる芽のことで、環境条件が整ったときに活動を再開します。多くの宿根草や樹木に見られ、冬の間に地上部が枯れても休眠芽が残...

休眠枝挿し(きゅうみんしざし)

休眠枝ざしとは、落葉樹などの冬の休眠期に切り取った枝を使って行う挿し木の方法で、春に発根・発芽させることを目的とした技術です。葉がない状態の枝を使うため水分の蒸散が...

距(きょ)

距とは、花の一部が後方に突き出て袋状になった構造で、おもに花蜜を蓄える器官として機能します。キンポウゲ科やラン科の植物に多く見られ、美しい花のフォルムを形づくる特徴...

強剪定(きょうせんてい)

強剪定とは、樹木や低木の枝を思いきって深く切り戻す剪定方法で、古い枝を更新したり、全体の樹形を整えたりする際に用いられます。特にバラやアジサイ、フジなどの植物で、翌...

鋸歯(きょし)

鋸歯とは、植物の葉の縁にあるギザギザした突起部分を指し、のこぎりの歯のような形状からこの名がつきました。大小さまざまな形状があり、アジサイやシソなど多くの植物に見ら...

切り接ぎ(きりつぎ)

切り接ぎとは、植物の接ぎ木技法のひとつで、台木と接ぎ穂をそれぞれ斜めにカットして合わせ、密着させて固定する方法です。バラや果樹などで広く利用されており、異なる品種を...

切り斑(きりふ)

切り斑とは、葉にできる斑(ふ)模様のひとつで、白や黄色の部分が葉の縁や葉脈に沿って不規則に現れる現象を指します。斑入り植物として観賞価値が高く、日陰の庭や鉢植えでも...

切り戻し(きりもどし)

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予...

桐生砂(きりゅうずな)

桐生砂とは、群馬県桐生市周辺の赤城山系で採取される赤みがかった軽石質の園芸用砂で、排水性と通気性に優れた土壌改良材です。山野草や盆栽の用土として特に好まれ、根腐れの...

【く】

茎(くき)

茎とは、植物の根と葉、花をつなぐ中心的な器官で、水や養分を運びながら、葉や花を支える役割を果たします。木本植物では木質化した幹、草本植物ではやわらかい茎として発達し...

草丈(くさたけ)

草丈とは、植物が地面からどのくらいの高さまで育つかを示す言葉で、園芸品種の選定や植えつけ間隔を考えるうえで重要な指標になります。低い草丈の品種は鉢植えや寄せ植えに向...

苦土石灰(くどせっかい)

苦土石灰とは、土壌の酸性を中和するために使われる白い粉状の資材で、マグネシウムも同時に補給できるのが特徴です。野菜や草花を育てる前の土づくりによく用いられ、酸性に傾...

クラウン

植物におけるクラウンとは、植物の根と茎の境目にあたる部分で、株の中心に位置する大切な部位です。多年草ではこのクラウンから毎年新芽や根が出て生長を繰り返すため、健全な...

クリーピング

クリーピングとは、植物が地面を這うように広がって生長する性質や、そのような生長型を持つ品種を指します。クリーピングタイムやシバザクラのように、グラウンドカバーとして...

黒土(くろつち)

黒土とは、有機物を多く含み、色が黒っぽい肥沃な土壌のことで、日本では関東ローム層に多く見られます。保水力と保肥力に優れており、野菜や草花の栽培に適していますが、水は...

【け】

珪酸塩白土(けいさんえんはくど)

珪酸塩白土とは、珪酸(シリカ)を主成分とした天然の白い粘土鉱物で、土壌改良材や病害虫対策として使われます。通気性や排水性を向上させるだけでなく、葉面散布することで害...

鶏ふん(けいふん)

鶏ふんとは、鶏の排せつ物を発酵・乾燥させた有機質肥料で、特にリン酸と窒素を多く含み、花や実をつける植物の生長を促します。即効性がありながら持続力もあり、トマトやナス...

化粧砂(けしょうずな)

化粧砂とは、鉢植えの表面に敷いて見た目を整えるための白や黒、赤などの小粒砂利のことです。観賞価値を高めるだけでなく、土の表面を乾燥から守り、コケの発生を防ぐ役割もあ...

化粧鉢(けしょうばち)

化粧鉢とは、植物を美しく引き立てるためにつくられた、装飾性の高い鉢のことです。焼き物や陶器、ガラスなど素材はさまざまで、花や葉の色との組み合わせ次第で、空間全体の印...

結果枝(けっかし)

結果枝とは、果樹などの植物において、花を咲かせ果実を実らせる役割をもつ枝のことです。剪定や管理の際に、結果枝を把握することで収穫量や果実の品質に大きく影響します。

結果習性(けっかしゅうせい)

結果習性とは、果樹や果菜類などが果実をつける際に、どの部位のどのような枝や位置に実を結びやすいかという、実のつき方の傾向を指します。例えばリンゴは短い枝に、モモはそ...

結球(けっきゅう)

結球とは、キャベツやレタスのように、葉が中心に向かって何層にも巻いて球状になる生育現象をいいます。この状態になることで、葉がやわらかく食味がよくなるため、出荷や家庭...

化土(けと)

化土とは、火山灰などを主成分とし、風化が進んでふかふかした状態になった土のことで、別名「ケト土」とも呼ばれます。水もちがよく、保肥性にも優れているため、盆栽や苔玉、...

懸崖仕立て(けんがいじたて)

懸崖仕立てとは、盆栽やキクの仕立て方の一つで、枝を崖から垂れ下がるように伸ばし、自然の厳しい環境を生き抜く姿を表現したものです。鉢の縁よりも枝が大きく下がり、風や潮...

嫌気性(けんきせい)

嫌気性とは、「酸素を嫌う」という意味で、酸素の少ない環境下でも生存・活動できる微生物や反応を指します。堆肥づくりの際に通気性が悪くなると、嫌気性菌が優勢になり、悪臭...

【こ】

好気性(こうきせい)

好気性とは、酸素を必要とする性質のことで、特に堆肥づくりや根の健康と関係があります。多くの土壌中の有用菌や、植物の根は好気性であり、土がしっかりと空気を含んでいる環...

光合成(こうごうせい)

光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこ...

高山植物(こうざんしょくぶつ)

高山植物とは、標高が1500〜3000メートル前後の高山帯に自生する植物の総称です。強い紫外線、昼夜の気温差、乾燥、強風など、厳しい環境に適応しており、多くは丈が低く、葉が...

向日性(こうじつせい)

向日性とは、植物が太陽の方向に向かって生長する性質を指します。英語では「ヘリオトロピズム」とも呼ばれ、若いヒマワリが日中太陽を追うように動くのはその代表例です。この...

交配(こうはい)

交配とは、異なる個体間で花粉を授受させ、種子を作らせることを指します。自然界では風や昆虫によって行われることが多く、人為的には望ましい性質を持った植物同士を選び、花...

高木(こうぼく)

高木とは、生長したときに一般的に5メートル以上(または2〜3メートル以上)の高さになる樹木を指します。ケヤキ、イチョウ、サクラなどが代表的で、街路樹や公園樹、シンボルツ...

広葉樹(こうようじゅ)

広葉樹とは、針葉樹に対して、幅の広い葉を持つ樹木の総称です。カエデ、サクラ、ケヤキ、ナラなどが代表で、多くは落葉性ですが、常緑のものもあります。落葉性の広葉樹は春の...

高冷地(こうれいち)

高冷地とは、標高が高く夏でも涼しい気候にある地域を指し、代表的には標高700~800メートル以上の山間部や高原地帯が該当します。冷涼な気候は病害虫の発生が少なく、一部の野...

固形肥料(こけいひりょう)

固形肥料とは、粒やブロック状の形状をした肥料で、ゆっくりと分解・溶解して植物に養分を供給します。有機質系から化成肥料まで種類も豊富で、鉢植えの表面に置くか、土に混ぜ...

腰高鉢(こしだかばち)

腰高鉢は、鉢の高さがやや高めに設計されている植木鉢のことで、根の張りが縦方向に強い植物に向いています。根詰まりを防ぎつつ、安定した排水性と通気性を保てるのが特徴です...

腰水(こしみず)

腰水とは、水を張った容器に鉢を浸して、鉢底から水を吸収させる水やり方法です。湿地性植物の栽培に用いられます。長時間の浸水には注意が必要です。

骨粉(こっぷん)

骨粉とは、牛や豚などの動物の骨を高温処理して粉末状にしたリン酸質肥料で、おもに花や実のつきをよくする効果があります。即効性はありませんが、土壌にじっくりと効いてくる...

固定種(こていしゅ)

固定種とは、タネを採って育てることで親とほぼ同じ性質をもつ植物が育つ品種のことで、長年にわたり人の手で選抜・育成されてきた伝統的な種子です。自家採種が可能であるため...

古典植物(こてんしょくぶつ)

古典植物とは、古くから日本人に親しまれてきた伝統的な植物のことで、特に江戸時代以前から観賞用として栽培されてきた草花を指すことが多い用語です。ナデシコ、フジ、キキョ...

コテージガーデン

コテージガーデンとは、イギリスの農村部に見られる伝統的な庭の様式で、自然な雰囲気を大切にしながら、草花やハーブ、野菜など多様な植物を混植して楽しむ庭のことを指します...

コニファー

コニファーとは、園芸で用いられる針葉樹の総称で、ヒバやマツ、スギ、ゴールドクレストなどが含まれます。常緑性で年間を通して緑を保ち、整った樹形と色彩で庭木や生垣に人気...

こぼれダネ(こぼれだね)

こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然...

根出葉(こんしゅつよう)

根出葉とは、植物の茎の基部や根元から直接伸びているように見える葉のことで、実際には根から直接ではなく、短い茎についています。一般的な茎葉に比べて地表近くでロゼット状...

コンテナ

コンテナとは、園芸用語として植物を植える鉢やプランターを広く指す言葉です。陶器製、プラスチック製、木製、金属製など素材もさまざまで、デザイン性や機能性に富んだ多様な...

コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは、互いに相性のよい植物同士を近くに植えることで、病害虫の予防や生長の促進など相互作用を生かす栽培方法です。例としてバジルとトマトの組み合わせ...

コンポスト

コンポストとは、有機物を微生物の力で分解し、堆肥として再利用するための仕組みや容器、その生成物を指します。家庭の生ごみや庭の落ち葉などをコンポスト容器に入れておくと...

根粒菌(こんりゅうきん)

根粒菌とは、おもにマメ科植物の根に共生し、根粒と呼ばれる小さな塊を作り出す微生物の一種です。この菌は空気中の窒素を植物が利用できる形に変換(固定)する働きをもち、植...

コーティング肥料(こーてぃんぐひりょう)

コーティング肥料は、肥料成分を樹脂などで覆い、ゆっくりと土中に溶け出すように加工された肥料です。この仕組みにより、長期間にわたり安定して養分を供給できるため、追肥の...

コート種子(こーとしゅし)

コート種子とは、種子のまわりに農薬や発芽促進剤、肥料成分などをコーティングした加工種子のことです。これにより発芽率が高まり、初期生育が安定しやすくなるのが特徴です。...

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