好きな季語はありますか? 俳句の季語クイズであなたの季節感をチェックしてみましょう!
【クイズ】「初」で始まる季語。新年の季語でないものはどれ? 初昔・初鏡・初雀・初嵐・初笑
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新年の季語でないものは、「初嵐」です。初嵐は秋の季語。
「秋の初めのかなり強い風」のことをいいます。
ほかのものは、すべて新年の季語です。
順番に見ていきましょう。
「初昔(はつむかし)」は、「元日になってから、過ぎ去ったばかりの前年をかえりみて、すでに昔となったと思う感じをいう言葉」です。情緒たっぷりですね。
「初鏡(はつかがみ)」は「新年初めての鏡の前に座って化粧すること」また「その鏡のこと」。
「初雀(はつすずめ)」は「元日の早朝に見聞きする雀」。
「初笑(はつわらい)」は「正月になって初めて笑うこと」。めでたいこととされています。
「初」から始まる新年の季語は、数えきれないくらいたくさんあります。いにしえの人は、なにごとにも初めて接するような喜びをもって、一年の始まりを迎えていたのでしょうか。
季語の解説は、『新版いちばんわかりやすい 俳句歳時記 秋 冬 新年』辻桃子・安部元気著(主婦の友社)を引用しています。
新版いちばんわかりやすい俳句歳時記 秋冬新年
辻桃子著 安倍元気著
主婦の友社刊
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