掃除が苦手な人におすすめ。キレイの好循環を生み出すテクなら断然ラク!|人気ブロガーmocaさんの6つの掃除アイテムとは?
片付けが苦手、掃除も嫌い。家事は面倒だと思っていた……そんなずぼらな人が、率先して掃除をしたくなるのはなぜ? 1日3分で片付けられるようになる「お片付けノート」を考案した、整理収納アドバイザーのmoca(モカ)さんに、今回は片付けと掃除をテーマに伺いましょう。mocaさんが提案する、一番ラクチンなお掃除方法とは?
掃除は家の歯磨き!
家がキレイな人は、口をそろえてこう言います。
「面倒だからこそ、掃除はこまめにやる。習慣にしたほうがラク」
いやいや、そんなことはわかっているよ。それができないから困ってる、と思う人も多いでしょう。私も昔は、「毎日なんてめんどくさーい。週末に一気にやっても同じ!」と思っていました。平日はとにかく忙しいから、週末にまとめてやれば面倒な掃除が1回で済むから。
だけど、気づいたんですよね。家の掃除って、「歯磨き」みたいなもの。イメージわきませんか? では、ここでちょっと問題です。
Q:AさんとBさん、どちらのお口の中がいつもキレイでしょうか?
Aさん 毎食後3分間、歯を磨く
Bさん 週に1回だけ、90分かけて歯を磨く
Aさんは、合計すると週に63分間歯磨きをするのに対し、Bさんは、週に一度90分間かけて歯磨きをするからBさんか!……というわけないですよね(笑)。答えは、かける時間が短くても、毎日こまめに歯磨きしているAさんのお口です。
「掃除は家の歯磨き」です。こまめにやることで「いつでもキレイ」をキープできる。この「いつでもキレイ」と「週末に長い時間をかけてやればキレイになる」は同じではありません。その瞬間はキレイになっても、キープできないからです
ものを減らすと掃除したくなる
以前の私は、家の掃除がBさんの歯磨き状態でした。掃除を習慣化できたのは、お片付けノートをつけることで、不要品を減らしていけたから。
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そして気づいたことがもう一つありました。不用品を減らして日々使う場所がスッキリしていくと、ものを避けたりどかしたりすることなく、汚れやほこりを拭けるようになります。この手間が省けることだけでも、掃除に対するストレスは激減。面倒と思わずに掃除に取り掛かれるので、掃除の頻度が上がっていきました。
大きいものを処分して空間ができると、そこにあったほこりも目につき、「ついでにキレイにしておこう」と雑巾や掃除機を片手にものの整理も進みます。こうして「不要なものが減る=掃除の頻度が上がる」という「キレイの好循環」が自然と始まっていきました。
毎日少しずつのほうが断然ラク
ほこりはうっすら積もった状態なら、軽く払うだけでキレイになります。コンロの汚れも放置せずに、硬くコゲついてしまう前に拭けば、簡単に落ちます。洗面台は使ったら、サッと水はねを拭き取る。お風呂上がりにサッとワイパーで水切りをするなど、こまめに掃除をしていたら、いつでもキレイです。
そして、キレイになったところは、少しの汚れでも目立つので、それもササッと掃除するだけでさらにキレイ。
「ああ、お片付けマスターたちがよく言う『まめにやったほうがラク』って、こういうことか。それに、いつでもキレイっていいもんだな」
こう思う頃には、すっかり習慣化しているはず。ものを減らす習慣がつくと、掃除習慣も無理なく、自然と身につきます。
掃除は「小中大」で分けて攻略
掃除は、手数を多くすることがキレイを保つコツです。掃除だけは、サボってもいいところはないのです。
ただ、忙しい日々では全部に手を行き届かせることはムリです。安心してください。毎日しなくてもいいところもあります。
「掃除は歯磨き!」と言いましたが、私は掃除を「小掃除・中掃除・大掃除」の3つに区分し、実践しています。
「小掃除」は歯ブラシ
毎日歯を磨く感覚でできる掃除が「小掃除」。これは、主に水まわりです。
キッチン、洗面所、お風呂、トイレは毎日必ず使う場所ですよね。水はねや汚れなど、使うたび、気づいた時の10秒、1分程度の小掃除でキレイになりますし、これが一番ラクです。
「中掃除」は歯間掃除と同じ感覚で
小掃除が歯ブラシなら、中掃除は歯と歯の間を掃除するためのデンタルフロスや歯間ブラシのようなもの。少しやる気がある時や、時間に余裕があるタイミングで行います。磨いたり、直したり、ガンコな汚れを落としたりするメンテナンスが中心です。
たとえば、床の拭き掃除、窓ガラスを磨いたり、換気扇の掃除、鍋のコゲ落としや木製品にオイルを塗るなど、汚れ落としとお手入れを一緒にやるイメージです。
「大掃除」は歯のクリーニングのイメージ
大掃除は、小掃除と中掃除では行き届かない場所やもの全般です。
小掃除が歯磨き、中掃除が歯間掃除とすると、大掃除は歯のクリーニングやホワイトニングのイメージが近いかもしれません。大がかりなので、回数は年に1〜2回やればいいようなところを行います。
大掃除というと、年末にやる方も多いかもしれませんが、窓や玄関を開けっぱなしにできる春や秋の気候のいい時期にやるのがオススメです。