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中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー 

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園芸ガイド編集部

ここで紹介する中型&大型観葉植物は、家族のように長くつきあう、家の中で育てるシンボルツリーです。心地よい存在となって、空間を彩ってくれることでしょう。ちょっと大きめの「中型」観葉植物と、ひとりでも移動でき、扱いやすい「大型」の観葉植物です。お気に入りを見つけてくださいね。

個性的な美しい葉が魅力!

フィロデンドロン‘バーキン’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像2)

高さ:約40㎝(鉢も含む)

サトイモ科のフィロデンドロンの園芸品種。最近、流通し始めた品種で、白い斑が入った葉が美しく、高級感のある姿で人気があります。

日当たりの悪い場所で育てると葉色が悪くなったり、ひ弱になったりするので、一年を通してやわらかい光に当たる場所で育てましょう。エアコンの風が直接当たると、株が傷む原因になるため避けること。

葉が古くなるほど、濃い緑へと変化していく様子もおもしろいものです。

プラティケリウム‘ネザーランド’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像3)

高さ:約50㎝(鉢も含む)

コウモリランやビカクシダの愛称で親しまれているウラボシ科の植物です。とても丈夫で、育てやすい品種

枝元に張りつくように出た貯水葉で水をためているので、過度な水やりは禁物。鉢土が乾いてから、しっかり与えます。高温多湿が好みなので霧吹きで葉と植え込み部分の両方に葉水を。

貯水葉は水分や養分を蓄えるスポンジのような役割をしてくれるので、枯れても取り除かないこと。

モンステラ・デリシオーサ

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像4)

高さ:約65㎝(鉢も含む)

サトイモ科の観葉植物。切れ込みの入った、大きな葉が特徴。モンステラ属の中で最も大きくなる品種で、流通サイズは40㎝〜2m。あまり大きくしたくない場合は、気根(空中に茎や幹から伸ばされた根のこと)が出たらカットしましょう。

冬はガラス越しに日光がよく当たる場所、夏はレースのカーテン越しに日光が当たる場所に置きます。急激な温度変化は苦手なので、冷房や暖房の風が直接当たらない場所を選ぶことも大切です。

スパティフィラム‘メリー’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像5)

高さ:約85㎝(鉢も含む)

サトイモ科のスパティフィラムの園芸品種。湿度が高い環境を好むため、鉢土への水やりとは別に葉水もしてあげて。5〜10月には純白の仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ美しい花を咲かせます。花を咲かせるなら室温を15〜20度に保ってあげましょう。冬でもこの温度が保てていれば一年中開花を楽しめます。最低耐寒温度は8度ほどなので、冬の暖房ぎれにも注意する必要があります。

※スパティフィラムは猫に対して中毒性があり、誤って食べてしまうと健康に悪影響を与えてしまいます。ペットを飼っている方は注意!

変化に富んだ葉の色が絶妙!

カラテア‘ホワイトフュージョン’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像6)

高さ:約50㎝(鉢も含む)

クズウコン科のカラテアは熱帯アメリカに約300種類が自生しているといわれています。‘ホワイトフユージョン’は葉に白い斑の部分が多く、葉の裏は紫色という華やかな品種。明るい半日陰で管理することで、美しい葉姿をキープできます。

春〜夏は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は乾かし気味に管理。突然、先祖返りをして斑が消えることもありますが、けっして病気ではなく、生理現象です。

シンゴニウム‘フレンチマーブル’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像7)

高さ:約40㎝(鉢も含む)

サトイモ科でマーブル模様の葉が美しく、丈夫。室内でも長く楽しめます。真夏の強い日差しに当てると葉やけすることがあるので明るい日陰で管理。

水やりのタイミングは、鉢土の表面が乾いてから、さらに3〜4日後に、鉢底から出るくらいたっぷり水を与えます。冬の水やりはごく控えめに。根詰まりを起こすと根元に近い葉が落ちるので、1〜2年に1回は植えかえをしましょう。

しなやかな曲線を描く枝が美しい

フィカス・ウンベラータ

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像8)

高さ:約165㎝(鉢も含む)

クワ科で、熱帯アフリカ原産の葉がハート形をした人気の植物。半日陰を好み、レースのカーテン越しに日光が入る窓辺や、午前中だけ直射日光が当たる場所がおすすめ。

室温が15度以下のときは、水やりを控え、脱水気味に管理します。葉にほこりがたまりやすいため葉水もするといいでしょう。葉の裏までしっかり葉水をすると、病害虫の発生を防ぐことができます。風通しが悪いと病害虫が発生する原因になるので、風通しにも注意。

ストレリチア・オーガスタ

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像9)

高さ:約170㎝(鉢も含む)

ゴクラクチョウ科。非常に育てやすい品種で、バナナのような大きな葉がトロピカルな雰囲気。半日陰でも問題ありませんが、直射日光の当たらない明るい場所に置いたほうが、葉につやが出ます。

水やりは鉢土の表面が乾いたら鉢底よりしみ出る程度にたっぷりと与えます。

良好な環境に置いてあげると、活発に根を張るため根詰まりを起こすことも。2〜3年に1回は植えかえをします。

エバーフレッシュ

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像10)

高さ:約240㎝(鉢も含む)

マメ科の植物で、ある程度の耐陰性はありますが、日照不足は枯れてしまう原因にもなるので、日当たりのよい窓辺で管理しましょう。

春〜秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、気温が低くなると水はさほど必要としないので、鉢土の表面が完全に乾いてから2〜3日後に水やりをしてください。水を好むので、年間を通して水ぎれには注意します。

同じマメ科のネムノキと同じく、夜になると葉を閉じて眠っているような状態になります。夜間、葉から水分が蒸発するのを防ぐためといわれています。

フィカス・アルテシマ

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像11)

高さ:約190㎝

クワ科のゴムノキの仲間で、明るいグリーンから黄色の斑入りの葉が特徴。耐陰性が多少あるため、窓辺の直射日光がある程度入る場所であれば通年育てることができます。ひ弱な感じになったときは、2〜3日ほど屋外の日陰で日光浴させるといいでしょう。

水やりは春と夏は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと、冬は1週間に1〜2回が目安。葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。

※ゴムノキの樹液は、皮膚に直接触れると皮膚炎やじんましんなどを起こすことがあります。ラテックスアレルギーの方はもちろん、不安な方は選定などを行う場合、手袋などを使用、樹液が皮膚に直接付着しないように注意を。

フィカス‘アフリカンプリンス’

中型&大型の観葉植物おすすめ13選。家の中で育てるシンボルツリー (画像12)

高さ:約200㎝(鉢も含む)

クワ科で、やわらかい光が入る、風通しのよい場所で管理。エアコンの風が当たる場所は避けます。比較的暗い場所でも育ちますが、あまり暗いと葉の色が薄くなったり、株が育たなくなったりします。

水は鉢土の表面が乾いたら鉢底から出るまでたっぷりと与え、冬季期間中は徐々に回数を減らします。根腐れの原因になるので、受け皿にたまった水は捨てること。フィカスの中では、とても育てやすい品種です。

中型観葉植物をハンギング

クリプトセレウス

春秋型。サボテン科エピフィラム風。「ジグザグサボテン」「フィッシュボーンカクタス」とも呼ばれています。直射日光を避けた日当たりのよい場所が好み。葉先がひょろひょろしてきたら、日照不足が原因です。

水やりは、季節ごとに。春と秋は鉢土が乾いたらたっぷりと。夏は生育が鈍るので鉢土の表面が乾いてから1〜2日後に与え、冬は休眠期なので、ほぼ断水します。

株が大きくなると初夏に、月下美人にも似た花が楽しめます。

リプサリス‘プニセオディスカス’

春秋型。サボテン科リプサリス属。細く枝分かれしながら、しなだれるように育ちます。横に広がらないため、狭い空間に置いても圧迫感を与えません。直射日光が苦手なので、カーテン越しの明るい日陰がベスト。

水は控えめに、生育期の春と秋は鉢土が乾いてから3日後、午前中にたっぷりと。夏は夕方にやや控えめに。冬は暖かくなるまで控え、ときどき葉水をします。

開花時期になると葉先にかわいらしい花を咲かせます。

※この記事は『はじめよう!観葉生活』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

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仏炎苞は、植物の花の一部で、肉穂花序を包む大型の苞を指します。おもにサトイモ科の植物に見られ、カラーやアンスリウム、スパティフィラムなどがその代表例です。この部分は一見すると花びらのように見えますが、実際の花は仏炎苞の内側にある肉穂花序です。仏炎苞は、花を保護したり、虫を引き寄せるための役割を果たしており、その独特な形と色がガーデニングでも高い人気を誇っています。

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ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、枯れを引き起こします。特にバラや観葉植物で被害が目立ち、防除には葉水や専用の薬剤が有効です。定期的な水やりや湿度の管理で予防を心がけることも重要です。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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気根とは、地上部から発生して空気中に伸びる根のことで、熱帯植物や湿地性植物によく見られます。例えば、モンステラやポトスなどの観葉植物、クワズイモやガジュマルなどは代表的な気根を持つ植物です。気根は空気中から水分を吸収したり、樹木に絡みついて支持の役目を果たしたりと、環境への適応手段の一つです。室内園芸では見た目のユニークさも相まって、観賞価値の高い特徴とされています。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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