【明洞】の“今”を訪ねた!新世界百貨店のイルミネーション【画像あり】、人気コスメ、明洞聖堂の地下のほっこりかわいい雑貨も
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鈴木ちひろ
韓国旅行に来たら、必ずと言っていいほど外国人観光客が訪れる街・明洞。コロナの影響で一時期は全く活気のない、シャッター街のような雰囲気でしたが、最近はずいぶんと多国籍な人々でにぎわうようになりました。
人出は戻っても、テナント募集の看板がちらほら……
まずは、メインストリートの明洞中央路と明洞ギルへ。私は11月末の平日と日曜日の2日間行ってみたのですが、平日と土日ではまったく違うにぎわいで驚きました。平日は地元の会社員が目立ち、お昼時が過ぎると道はがらんと寂しげな雰囲気に。テナント募集の店舗も多く、ここがソウルの中心地・明洞とは思えないほど閑散としています。けれど、その4日後の日曜日に訪れてみたらビックリ! 明洞名物の屋台が軒を連ね、まっすぐ歩くのも困難なほど混雑していました。
明洞に来るといつも悩むのが食事です。
日本でいう渋谷・原宿の位置づけなので、チェーン店ばかりで正直おいしいお店があまりないように感じますが、今回このお店がオープンしたのを発見! 今年の夏にできたようで、韓国の総合サイト・NAVERでも高評価でした。
看板メニューは牛肉のヘジャングッ(1万W)。牛肉をはじめ、牛の血を固めたソンジがたっぷりと入ったスープは、見た目こそグロテスクですが味は◎。臭みがなく大根の葉などの野菜がたっぷり入っているので体にもよく、昼時は近隣の会社員でにぎわいます。
コスメも雑貨も、明洞はお土産の宝庫!
そして、キャラものの靴下やパロディものの雑貨など、ウケ狙いのお土産にぴったりのお店がそこかしこにあるのも明洞の楽しいところ。
コロナ前は靴下が10足で1万W程度でしたが、今では11足で2万Wまで値上がりしていました。
この2年半で日本以上に物価が高騰した韓国。ただし、その分お給料もあがり、会社員の初任給は日本を超えたと聞きます。実際暮らしていても周りのママたちの身なりはいいですし、子供たちが着る洋服もお高いものばかり。日本に帰ると韓国ほどの勢いが感じられず、取り残されているようで心配になります……。
そして、明洞と言ったらやはりコスメ!
流行の発信地・明洞では他の街ではお目にかかれない新進気鋭のブランドを見つけることもできます。
こちらは、じわじわと人気の「TheBOIBOY」というコスメブランドのポップアップストア。性別や年齢にとらわれないジェンダーレスコスメとして注目を集めています。
寒さが厳しくなり、街はクリスマス一色に
梨泰院で悲しい事故があり、はじまりが延期されていた新世界百貨店・本店のイルミネーション。
来年1月31日までの期間中、毎日17時30分~22時30分まで壁一面のダイナミックな光の演出を楽しむことができます。
なぜクリスマスを過ぎても続くのかと言いますと、韓国のクリスマスは「せっかく装飾したのにもったいない」という考えから、旧正月の前後(1月末~2月中旬くらい)まで延々とクリスマスを引きずるから。寒さが一段と増す冬の街に、クリスマスのあたたかな灯が灯ります。
この派手さ具合も韓国ならでは。日曜日の夜に訪れたらものすごい人の数で、正直イルミネーションよりも早く家に帰りたくなりました……。そして、17時半に始まるはずが、なんのアナウンスもなく20分ほど遅れてのスタートに。このあたりも韓国あるあるで慣れましたが……。
おまけ
前回に引き続き、B級グルメの紹介コーナーです。
今回は冬の定番・ケランパン(たまごパン)とプンオパン(日本のたい焼きそっくりなフナ焼き)。
最高気温でさえ氷点下の日が続く真冬は、オデンをはじめ、ケランパンやプンオパン、ホットックなどの屋台から湯気がのぼるのを見ると、ついつい購入してしまいます。
昔に比べ値段は倍以上しますが、寒いなか、ハフハフと熱いものをほおばると心までポカポカに。
最近は屋台そのものが減ってきているので、見つけたら買う!が正解です。
※情報は2022年11月のものです。