「きのこの炊き込みご飯」をフライパンで作る！ 炊飯器不要で洗い物も手間も最小限。具を煮て炊飯まで一気に調理
みんな大好き、炊き込みごはん。すべてフライパンにおまかせしたら、具を煮るところから炊飯まで、さらに洗い物まで一気にできてしまいました。多忙なマチュア世代におすすめの「フライパンひとつで作れる」シリーズを主食にも広げます。料理研究家でシェフの川上文代さんに教えていただきましょう。
フライパンで主食もおまかせ！ご飯物が作れます。
フライパンに米を入れて作れば炊飯器いらず！ 「親子丼」を2人分同時に作ったり、「いなりずし」の油揚げの含め煮もフライパンでバッチリ。今回は、きのこの炊き込みご飯の紹介です。
深型フライパン24㎝を使用します
材料（2～3人分）
1人分（糖質81.4 g 433kcal 40分 ※米を浸水させる時間は除く）
米…300g（2合）
鶏もも肉…80g
しめじ…40g
まいたけ…40g
にんじん…2㎝（30g）
油揚げ…1/2枚（15g）
Aだし…1カップ
A酒…大さじ1
Aみりん…大さじ1
Aしょうゆ…大さじ1
A塩…小さじ1/3
準備
米…洗って30分水につけざるに上げる
鶏もも肉…皮を除き、1㎝角に切る
しめじ…小房に分け、長いものは半分に切る
まいたけ…一口大に分ける
にんじんは、2～3㎝長さの細切り
油揚げ…縦半分に切って端から5㎜幅に切る
作り方
①具を煮る
フライパンにA を入れて中火にかけ、にんじんを入れて3分ほど煮る。やわらかくなったら鶏肉をほぐして加える。鶏肉の色が変わったらしめじ、まいたけ、油揚げを加え、2分ほど煮る。
②米を加えて炊く
米、水180㎖を加えてまぜ、ふたをする。煮立ったら弱火にして10分炊き、火を止めて10分蒸らす。炊き上がったら、底のほうから返すようにしてほぐす。
おいしさUP!ポイント
はじめににんじんをやわらかく煮ると、ほかの材料とよくなじみます。蒸気を逃さないよう、ふたがぴっちり閉まるフライパンを使いましょう。
炊飯器を使ってもOK！
具を煮たあとは炊飯器に移して作ることもできます。
その場合は、上の手順①のあと、下記の要領で調理します。
ざるにボウルを当てて①をこし、具と煮汁を分ける。へらで具を押さえてしっかりと汁け をきり、煮汁は冷ます。
米を炊飯器に入れ、こした煮汁を加え、内側の「2」の目盛りまで水を足す。
具を炊飯器に加えて米とまぜ、炊飯器のスイッチを入れて炊く。
炊き上がったら底のほうから大きく返すようにして、中にこもった余分な蒸気を抜く。
※この記事は『フライパンで！時短和食』川上文代著（主婦の友社）の内容をWEB掲載のために再編集しています。
フライパンで！時短和食
川上文代著
主婦の友社刊
鍋やグリル、レンジやオーブンも必要なし! フライパンさえあれば、煮込み料理からごはん物まで、おいしく手軽に作れます。 使うのはフライパンだけだから、洗い物も最小限。 忙しい方、初心者にもおすすめです。 近所のスーパーで手に入る材料とシンプルなレシピで、なつかしい「おうちの味」が作れます。 主宰するお料理教室や、料理学校での講師経験豊富な川上文代先生が「おいしい和食をフライパンで作れるコツ」を伝授します。
